空ゴト日和

本とゲームに埋もれた日々

10/29 「薬の魔物」回顧録メモ(353-354)

「薬の魔物の解雇理由」読み返しメモにて、全ネタバレ注意。

(353/981)嘘の精と戻り時の妖精の話
この辺りから、エーダリア様は一般人枠ではありませんぞよ疑惑が本格化する。

アルテアを受け入れることに悩むディノ。
そして、ネアは全くアルテアのことを理解していないというか、自分を下に見過ぎてるような、アルテアにとって自分は良い玩具のようなものだろうと完全思っていて、それはそれこそが正しい選択なのでこれはこれでいいんだけど、今考えると微笑ましくなってしまう。

そして、そろそろ戻り時騒動の話なんですね。

(354)アルテアさんのお宅に行きます。
アルテアさんのお宅に感激するネア。
リーエンベルクは好きだがアルテアのお家にも住みたいネア。

”「俺もお前の魔物なんだから、いつでも泊まりにくればいいだろ」”

アルテアさんが大胆です。お前の魔物という言い方…

”「じゃあ、この屋敷に住む権利と、お前好みの食事を三食、生活の面倒も見てやるとしたら、俺の伴侶にでもなるか?」”

アルテアさんがぐいぐい来ます!しかし、これは引っ掛け!
思えば初期の頃はこの手の仕掛けをよくしてた気がします。今なら絶対言えないやつ。心が伴わないからこそ言えた台詞なのかもしれない。

ネアの暫定私の魔物さん、という言い方も中々にエモい。今や完全に”私のモノ”ですからね。

アルテアさんの、初めてのお料理が来ました!!
ここからネアにパイを提供し続ける人生(魔物生)が始まる。

アルテアとネアの会話になる。
アルテアが昔育てたという孤児院の子供たちの話。利用するために育てたというけど、その子供たちは幸せだったのでしょうと言うネア。私もそう思う。利用するまでは、駒として利用するからこそ、それまで疑わないように幸せに子ども時代を生きることになった子どもたち。その後利用されて死ぬことになったとしても、必ずどこかでそれを回避する選択の余地は残されているのがアルテアの、選択の魔物のゲームの一環だと思います。悪辣な面ばかりが強調されて見える(見せている?)けど、決してそればかりではないのでしょう。
こんな時におまえならどうする?と問いかけるアルテアに答えるネア。二人の会話が尊い。一生会話しててくれ。

おいしいそうにパイをほおばるネアの頭を撫でて、満足そうに微笑むアルテア。
助けて。一生見ていたい。この二人を。

次回から戻り時騒動かな。

10/25 「薬の魔物」回顧録メモ(348-351)

「薬の魔物の解雇理由」読み返しメモにて、全ネタバレ注意。

春告げ舞踏会がド偉いアルネア回で息も絶え絶えでした。

(348/980)とうとう春告げ舞踏会です。

ここから始まるアルネア回(違う)。
背中でぞわっとなやつ。正直、もっといじって欲しかった。

(349)アルネア神回として永久保存したい

ダナエ登場。思わず食べ物を与えようとしたネアからゼリーをぱくっとするアルテア。怒るネアに対し、味は覚えたから今度作ってやるというアルテア。

ここから料理人アルテアが誕生する。←

その後、アルテアさんが選択ゲームを仕掛けてくる。
ネアはさらりといなしたがそれが気に入らないらしいアルテアに少しつきあって上げるネアは優しいと思う。いやほんとに。
大事なものならばじっくり向き合うけど、そうでないもの、壁の向こうの存在はどうであろうと気にならない。自分が外側と認識されていることが気に入らないアルテアさん。でも、外側に対し冷酷な目を向けるネアのことは好きなんだよ。

春の系譜のものからネアは受けが悪いという話。

不機嫌になるネアに対し、アルテアがさらりと”他の誰よりおまえの方がいい”なんて本音を言ってしまい、双方一瞬固まる。しかし、ここでネアが珍しくもあわあわしてしまったせいで、アルテアさんがからかうターンに入ってしまう。ここ、先に冷静になるのがネアならば、寧ろ慌てるのはアルテアさんだったんですよ。今のネアならあり得ない失態ですね。大変おいしい。何となく、まだ出来上がってない新鮮な二人の方が艶めいた雰囲気になるのかもしれない。ケープの内側に入れられて、体をぴったりくっつけられて、背中をぐっと引き寄せられる。胸が圧迫されて苦しいです、からの俺はこの感触が気に入っているは完全にお胸の感触が好きですということですよね。どうなんでしょう。言ってやりたい。そして、ここで初ちゅう!!間違いなくここが初!”「アルテアさんから、家族相当の祝福が」”なんてネアさんは言うけど、間違いなく、ただのちゅうだから!言われたアルテアさんは、まさか他のやつからもこんな祝福を貰ったんじゃ?と慄き項垂れるが、項垂れるアルテアさんがかわいい。そして、冷静になったネアさんから、なぜ突然祝福を?と問われて、遠い目をして誤魔化す方向に舵を切る。誤魔化すんですね。この後の、嫌だったのか、いや別に嫌ではないです(ものすごく意訳)、のやり取りが堪らなくかわいい。かわいいしか言ってない。いや、もうこの二人ほんまかわいい。

そして、春告げの女王に選ばれてダナエさんと踊ることに。

(350)アルテアがネアのものになりました。

この段階でアルテアさんを丸ごとゲットしていたとは、まるで初見のように驚いてしまいました。いや、ここから色々、まだまだ悪さはするんですけどね。どこから、いつからネアとアルテアは気安くなったかなーと考えるに至って、やはり"春告げ"の話は欠かせない。色々進んだ気がします。

このチケットを挟んだ、アルテアとネアの緊迫したやり取りが最高に好きです。ちょっと前の身体的接触を絡めた色恋的な可愛らしいやり取りではなく、特等の魔物らしい酷薄さを滲ませ本気でネアを脅してきて、それに対抗するネアの、何ていえばいいのか、凛とした強さ?視線?つまり、アルテアが気に入ってるネアのソレで、私もそれを見るのがとても好きなのでアルテアの気持ちが大変わかるのです。正直、もっと虐めてくれと思う。今(最新)のお互い信頼し合った関係も好きなんだけど、でも、やっぱりこの頃のお互い距離を測りあってピリピリしてる関係がめっっっちゃ好きなんですよ。これが私の性癖なんだなとしみじみと実感する。でもこういう関係って本当にあまりないんですよねーーー。

(351)そしてリーエンベルクに戻る

ダナエやアルテアとのあれこれをディノに報告する。
ディノは泣いていいと思います。そして、アルテアの捨身のチケット譲渡の話は、ディノの友情の為と誤解されました。されても仕方ないと思います。多分、ちゅうやら身体的接触のあれやこれやは全部嫌がらせ認識だと思います。だって、アルテアははっきり言わないんですよ。知ってる立場からするとあからさまでも、言葉としては言わないからネアからすると、察しろというのは無理な話でして、しかも、その鈍感さがアルテア側にとって良い按配を生んでるのだから本当にこの二人はお相子の良い関係性なんですよ。最高。そして、何気にこの段階から周りの魔物たちはアルテアがネアに心を割いているを知っている。心を傾けていても尚危険な存在であるということを知ってるのだけど、ネアからしたら自分に危険をもたらす存在が自分に心を傾けているなんて理解しづらいことで、そもそも、好きだけど対岸に立つのが趣味ですなんてものを理解しなきゃいけない道理はなく、それを含めて分かり合えるようになるのは相当先なんですよね。まずもってアルテアが面倒くさいのが悪い。でもそこが好きです。本当に好き。ネアとアルテアの関係が好きすぎてもう何にも勝てない。

怒涛のアルネアでした。やはり春告げはアルネアの話。

次はアルテアの料理かな。もはや初見も同然なので次に何があるのか覚えてない。とても楽しい読み返しです。

 

10/23 最近読んだ本とアニメとFGO

・FGO

90++周回は、モルガン(宝2)+金時(宝1)+光コヤン⇔オベロンで上手い具合周れてます。というか、最近の最高効率周回で1複数1の編成だと金時+モルガン+サポート系で周れてしまっているのでそろそろ他も使いたい。

・アニメ

チェンソーマンをとうとう見ましたが、噂に違わず面白い!1話終了時だと主人公があまりにかわそうすぎて心折れそうになりましたが、何とか救われて(救われて?)パワーちゃんが出て来て明るくなって良かった。何となく、この明暗の落差が呪術の雰囲気と似てるなと思った。こういうのが流行ってんのかな。でも、原作は知らないし、ここから楽しみに視聴します。

後、ブルーロックも個人的にかなり好き。疑似的デスゲームめいてて大変良い。私は、戦いものが好きだけど人が死ぬのは嫌だという人なので、だからこそスポーツものは結構好きで、人が死ぬわけではないけど、命がけな勢いで挑んでいて、ブルーロックはその究極ともいえる状況で、でも死なない。そこがいい。後、絵がすごくキレイでかわいいキャラが多い。とても良い。こちらも楽しく視聴したい。

今期はこの二つが有力で他はもう良いかなという気分でもある。スパイファミリーは好きだけど原作知ってるからね。

・本

茉莉花官吏伝 十三 十年飛ばず鳴かず (ビーズログ文庫)

私が「薬の魔物」の次に好きなのはこれかなと言えるくらい好きなシリーズ。今回は、いつものように出張して問題解決するのではなく国内での見合い話というある意味穏やか回。本来なら恋話として盛り上がりそうなのに、茉莉花と珀陽が完璧に冷静で賢すぎて何の問題も起こらない。起こってくれ。つき合ってないけど両想いという微妙な関係の二人が真にいちゃつける日が果たして来るのか。障害がなくなりつき合ってしまえば作品が終わりそうな気配もあるのだけど、その先も私は見たい。

後、表紙がめちゃりんこキレイでしたね。色彩が大変美しい。

茉莉花官吏伝 十三 十年飛ばず鳴かず (ビーズログ文庫)

 

10/16 読んだ本「バチカン奇跡調査官 三つの謎のフーガ」

バチカン奇跡調査官 三つの謎のフーガ (角川ホラー文庫)

3つの中編が収められた短編集。今回とても面白かった。

「透明人間殺人事件」

ローレン、アメデオ、フィオナと、本編では中々見ない三人組が関わる事件の話。

衆人観衆の中、インタビュー中の議員が突如倒れ、死亡。なんと、胸には銃弾が。音もなくまわりはカメラに囲まれていて怪しい人物もいない、一体なぜ?という状況に、それまで数々の難事件を解決されたと言われる国家治安警察隊であるアメデオの元に事件の依頼が来た。しかし、実はアメデオは今まで犯罪者でもあるローレンの力を借りて事件を解決していたに過ぎず、現在脱獄し逃亡中である彼と連絡を取ることは難しく大ピンチに陥るという大変面白い状況から話は始まる。導入部分でさえ既に面白い。アメデオが完全に某眠りの探偵さんなんよ。そして、本編では、平賀やロベルトをサポートしていた謎めいた人であるローレンの私生活が垣間見える。

事件自体も、衆人観衆、何もないところで突然倒れた、という情報から自分的には、何となく、近づいた誰かが仕留めたか、元々体に何かが仕込まれていたかどちらかだろうなと考えていたのだけど、ああ、なるほどと個人的にはおっと思わせた。藤木凛さんの作品が本格ミステリー的な意味で評価されることってあまりない気がするけど、個人的にはもっと評価されていいとも思うんですよね。この手のもので重要なのは現実的に可能かどうかではなく、説得力だと思う。これもまた各々の感性によるかもしれないけど、私としては感心させられることがとても多い。

「ダジャ・ナラーヤの遺言」

シン博士とロベルトが活躍する話。
ロベルトが、いい人すぎて若干引いちゃった。
シン博士から親戚の遺言状が暗号で書かれており、助けて欲しいと連絡が受けたロベルトは、すぐに有休を取って現地であるスリランカに渡る。スリランカに。有休を取って。いや、友人のためとはいえフットワーク軽すぎないかと、びっくりした。現地に到着した二人は、両方ともそれなりのトッププロ(暗号スペシャリストと情報局リーダー)なので、あっさりと暗号を解読し一同からは感激される。ここら辺のさくさく具合はとてもかっこいい。そんなただでほいほい呼んでいい人レベルではないのだよと言いたくなるが本人たちは何とも思ってないんだろうな。そして、ロベルトは大変人たらしだった。

スパイダーマンの謎」

これはいつもの平賀&ロベルトのコンビの話。とある田舎に現れた、森林伐採に反対するという”蜘蛛男”のことが気になった平賀がロベルトを誘い休暇がてらその村に行くことに。残された動画や色々な人の証言などを駆使して、蜘蛛のように壁を這い進む男の正体の真偽に迫る。ある意味いつもの奇跡調査のような雰囲気。平賀とコンビだとロベルトはどうしても常識人枠になってしまうんですね。一人だとこの人も相当の相当だと思うのですが。このシリーズの世界観は、かなりの意味で現実に近い時空列を取り扱ってながら、未来的に感じることが多く、それは本来ならファンタジーものだと断じてしまうソレであり、同じ時空でありながら少しずれた平行世界な雰囲気をも感じてとても独特だなと思います。

個人的にはあまり見ない組合わせの三人組の話が面白かった。ローレンとアメデオが過去に解決したらしい事件の話とか読んでみたい。もしくは、ローレンと誰かの組み合わせでもいい。天才が好きなので天才+犯罪者とか好きしかない。

 

 

10/15 「薬の魔物」回顧録メモ(339-347)

「薬の魔物解雇理由」読み返しメモにて、全ネタバレ注意。

ほぼアルテア中心の話題しか出してないのに、すごくゆっくり進んでいます。一生薬の魔物で楽しめるかもしれない。

(339/980)アルテアとジャングルに落ちた話。

偶然の事故にせよ、落ちた瞬間咄嗟に道を閉じてディノが来れないように悪さをするという、ネアと二人きりになる時間を決して取りこぼさない周到さ。よくウィリアムに対して腹黒いなんて突っ込みをするアルテアだけど、アルテアだって十分真っ黒なんですよ。見えてる黒さだから腹黒くはないのか、突っ込みがいないせいなのか。

鯨に対処するために、一時的にネアと離れ、自身の白ステッキを渡す。このシーンが実はめちゃくちゃ好きだ。白ステッキはアルテア自身から作られている、もはやアルテア自身といっていいので、これをネアが抱きしめるというのは、ネアが!アルテアを!と勝手にものすごく興奮したんですけど、実はステッキをネアに渡すシーンはあんまりなくて、というかここぐらいではと思うので、このシーンは大変貴重なのです。

そして、アルテアがちょいと目を離した隙に、死の呪いを受けてしまったネア。それを回避すべく、「毎年春告げの舞踏会に連れて行って下さい!」と言うのだが、アルテアから、それは求婚の言葉になると意地悪く言われる。アルテアさんの選択の罠。こういう時のアルテアの描写が大変素晴らしくて好きだ。なんというか、良かったね、と言ってあげたくなる。ネアは毎回アルテアを満足させる選択をしてくれるのだよ。

そして、ディノが来て、この死の呪いは簡単に解けるのだと言われ、アルテアに騙されたことを知る。

“「ま、俺も得るものがないとな」”

得るもの得られて良かったですね!

(340)お風呂で背中合わせのディノとネア

ネアが求婚の言葉紛いのことをアルテアに言ってしまったことを、普通にアルテアに求婚してしまったのかと思い落ち込んでいたディノ。寧ろ、それでこの程度の荒ぶりで済むのかと驚いていたネアだけど、そうなんだよ、ディノはすごく優しいんだよ。多分ね、ネアが心変わりしたとしても、ものすごく落ち込むけど、ディノはそれを許す気がする。生きて動いてくれてさえあればいい、とディノはよく言うけど、多分本当なんよ。それを考えると本当にネアの相手がディノで良かったなと思ってしまう。私は、アルテア、アルテア言ってるけど、ネアの相手がアルテアなら絶対に幸せにはならない。あくまでディノのパートナーであるネアだからこそというのがある。ネア、幸せになってくれ。

(345)ディートリンデさんの森にて

アルテアのことを、悪い遊びばかりしている親戚のお兄さんと評す。言いえて妙だなと思うなど。実際、ネアの立場からしたら、この時点からすると面倒くさいことこの上ないし、よくぞお互い仲良くなったなと感慨深くなる。

(346)シシィ登場。春告げドレスの試着。

(347)アルテア視点。ほこりとホタテの呪い。

ウィリアムからの嫌がらせで、イヴリースの元にほこりを連れて行く。
あまりウィリアムを怒らすなよというアルテアだったが、イヴリースがウィームの歌乞いという言葉を出した途端、アルテアもぴたりと反応する。シルハーンの歌乞いで、ほこりの名付け親で、あいつは俺のお気に入りでもある、と言うんだけど、ネアのことお気に入りとはっきり言うのは珍しいな思った。解雇の時はわりと言ったのかな。継続だとそういう風にはあまり言わなくなったような気がする。もはや、お気に入りどころではないと自覚したからかもしれない。

次回は春告げの舞踏会。そちらは別枠取りたいので今回はここまで。

 

 

 

10/10 「薬の魔物」回顧録メモ(332-335)

「薬の魔物の解雇理由」読み返しメモのため、ネタバレです。

前回は気象性の悪夢を利用してアルテアがネアを悪夢に放り込み、その際、ディノがわざとアルテアに傷つけられということでお仕置きのためウィリアムと役割をチェンジするということに。今回は、ウィリアムとの転換期の話ですね。

(332/980)ウィリアムの薬が爆発する話。

アルテアの行く先々に小物をおいて嫌がらせをするディノが面白い。なんというか、二人がすごくじゃれあってる感じがしてとても仲良しですね。そのせいで前髪オールバックでべっ甲縁の眼鏡なアルテアが出来上がってしまった。意外にかっこいいな的な意味でネアが凝視するも、アルテアはそっと目を逸らす。かわいい。ネアは、わりとアルテアの顔好きよね。あまりガン見したら失礼だから見ないけど、本当はもっと見たいので見る機会があればとことん見ますみたいな描写がわりと多い。そしてこの回で、狐の正体がノアベルトだとウィリアムにばれていたことに気付く。つくづく、アルテアはなぜ気付かなかったのか。

(333)ネアからのウィリアムを籠絡したい発言。

これは浮気でいいと思います。というか、正直いうとこの時のネアにかなり引いたんですけど、実際これで上手くいったところもあるので、何とも言えない。これに比べアルテアさんとの関係はまさにシーソーゲームのようなお互いがお互いの距離の測りあうような状況だったんだなと。

(334)ネアがウィリアムを籠絡せんとする話。
(335)ネアがウイリアムを籠絡してしまった後の話。

後にも先にもウィリアムがネアに危険な態度を取ったのはここだけだったという、実はすごく貴重で珍しい回で、ここからはある意味ずっと良いお兄さん的立ち位置をずっと取りつづけている。もちろんこの時以上に仲良くなってもはや家族枠ではあるのだけど。私は温厚な人が突然危険人物になったりするのが死ぬほど好きなタイプなので、この時のウィリアムには興奮した。正直、こういう危険な部分がもっとあれば好きになったかもしれない。ちなみに、私が一番好きなウイリアムは、ノアが串刺しにされているところを助けにきた無表情で剣呑な態度のウイリアムです。あれは最高だった。

話戻。ことが終わり、抑え込まれたネアの首に齧りつかんとする(違う)ウィリアムを止めたのは相互間守護を結んだばかりのアルテアだったというのも最高。アルテアを止めるのはウィリアムで、ウィリアムを止めるのはアルテアなんだよ。

その後、ウィリアムからは慌てて距離を取るも、かといってもそもそも悪夢に放り込んだアルテアに頼るのもどうなのかと、迷うネアをひょい抱き上げるアルテアがとてもアルテアなんですよ。アルテアは、危険な目にあうと自分を頼れと言うくせに、無条件にネアが自分を頼るようになるとそれはそれでイラッとくるので、引き寄せておいて、ネアが自分を警戒するという状況が一番ベストになるという大変めんどくさいやつです。ある意味ネアは正解の選択を選び続けていて、本当にこの二人は薄氷の上を歩き続けて今に至ったと考えると(感涙)
この時代のアルテアさんの、優しさと冷たさのギャップが本当に好きだ。今や、優しさの塊にしか見えないから。

悪夢に怯えるネアを抱きしめて、どさくさに紛れてこめかみに口付けをするシーン、ここだ!私がすごく印象に残ってる初ちゅうシーン。こういう時のアルテアが死ぬほど優しくなるの本当にずるい。惚れてまう。私が。でも、ネアは絆されない。流石だ。ディノがいるからね。そして、戻ってきたら、アルテアは椅子になって横からディノの三つ編みが放り込まれるというわりと最近も良く見るスタイルに落ち着く。そういえば、この頃まだ椅子に抵抗があったんだなと。今や、椅子になってくれるんですねありがとうございますな感じなのに。過去の話を読むとどうしても今と比較して懐かしみでいっぱいになる。

そして、ウィリアムとのことを話してお仕置きは終わる。
おっとここでアルテアから”情緒”という言葉が出てきた。初じゃないか、違うかな。その後、ネアが、距離を置きます発言し、魔物たちをビビらせるも、この後ウィリアムは決してネアを怯えさせないように優しく接するようになるし、常に正解を選び続けたのがネアなんだよ。

私の記憶力がまじでゴミなので、先の展開が読めず、台詞一つ一つに、一喜一憂してしまう。記憶力ゴミで万歳。

 

10/9 ギモーブと最近見たアニメ

今日、初めてギモーブなるものを見て、食しました。

「薬の魔物」でよく出てくる食べ物なのだけど、アルテアさんが手作りして、ディノがネアのお口に毎回ぽいしてる謎の食べモノというばかりで、どんなものかさっぱりわからなかったのですが、初めて知りました。なるほどこれが。

つまり、マシュマロ。正直いうと、そんなにおいしく感じなかったのですが、聞くところによると、わりと高級品なんだそうで。それを、アルテアさんが、ネアさんの為に毎回手作りを!?と考えると大変感慨深く、味わって食べました。

「薬の魔物」にはわりと知らない食べ物やモノがたくさん出てくるのですが、私はいちいち調べたりしない人間で、ファンタジー世界のモノと考えているものですから、ふいに現実にそれを見つけるとその世界に紛れ込んだような気持ちになれて面白いですね。ディノ大好物のグヤーシュも存在は知ってはいるがどんなものかは知らないし、機会があれば食べてみたいです。ティノとは好みがあうものか。

10月新アニメをもそもそ見始めました。「スパイファミリー」は相変わらず期待通り面白くて、「弱ペダ」がその後ということで時間帯的にはとても見やすい。弱ペダは一時期はまっていたので途中までは原作知ってるけどアニメの方は3シーズン目あたりから見てないのですよね。久しぶりに見たら映像がキレイだった。完全新規で見た「ブルーロック」もわりと面白かったのでこちらも視聴継続。後気になってるのは「チェンソーマン」と「虫かぶり姫」だけど、こちらは来週かな。