中村文則『去年の冬、きみと別れ』を読んでます。
半分くらい読んだのですが、タイトルの意味が謎で、これは誰の何の話なのかと考えてしまいます。
とある猟奇殺人事件の本を出すためにライターである主人公が、既に死刑判決を受けている被告に面会し、その関係者にも話しを聞いていく話なのだけど、その過程で出会う人々が何か奇妙で、事件の内面を調べているはずが、なぜか主人公の心の奥底が暴かれていくという心情心理に焦点を当てた息のつまるような話。
面白いです。『R帝国』がイマイチだったのにも関わらずこの作者とは感性が合うとピンと来た私の勘は外れていなかった。
話自体にも主人公に謎があるようで、ミステリー読みとしてはこれは主人公があれであれなのではと考えてしまっているところです。
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いつの間にか7月に入ってました。
7月アニメを全くチェックしていなかったのですが、取りあえず4月で止まっていた「富豪刑事」と「天晴爛漫」の続きは見たいです。止まりはせずとも延び延びながらやっていた「とある科学の超電磁砲T」「文豪とアルケミスト」も引き続き見ます。それ以外は、まあ何かあれば見ます。ハイキューはどうなったんでしょうね。原作は見てないのでアニメ超待ってる。