空ゴト日和

本とゲームに埋もれた日々

11/24

読了地獄くらやみ花もなき (角川文庫)

前々から気になっていてシリーズ巻数も増えだしてそろそろと読んでみたんだけど、個人的にはちょっと微妙な感じだった。

ざっくり言えば、地獄代行業なるものをしている謎の美少年・西條の前に犯罪者たちが現れて地獄行きになるという話。(ちょっと地獄少女思い出した)
キャラクター小説であると割り切って読んでしまえば良かったのだけど、そこまで夢中になれる何かがあるわけでもなく、この程度で死刑なんだふーんという思いの方が強かった。いや、この程度で死刑ならもっとアレなクズ世の中にいっぱいいるよね、というか、こういうのは警察に行くべき案件であり罪の如何は裁判所がするべきでは?魔界の王子なんだか地獄の代行者なんだか知らないが、何勝手に人間の罪を裁いて神さま気取ってんの?という思いの方が強くなってしまってダメだった。
ダメだったんだけど、キャラクター小説として考えるなら、2巻以降そっち方面で何か格別に面白いことが起こるのかもしれないという思いもあり読んでみるかどうかちょっと考え中。