空ゴト日和

本とゲームに埋もれた日々

11/11 「すずめの戸締り」観てきた。

映画「すずめの戸締り」を観てきました。

新海誠作品に関しては、別に好きでも嫌いでもなく「君の名は」も「天気の子」もまあ普通に面白かったなと思った程度のライト勢なので悪しからず。
公開直後ですが、別に張り切って観に行ったとかではなく、単に時間が空いてのたまたまなのです。同じくわりと有名な細田監督さんの方は、気になっても全く見れてないので、こちらの方は運のめぐり合わせが悪いのかもしれません。

そんなわけで観てきました。何となく、映画というより連続ものアニメーションぽいなと思ってしまいました。始めに大きな事件あり、そこから冒険への旅立ちで人と人との出会いの連続から目的地に辿り着く。少しずつ増えていくキャラクターたちは誰も魅力的で、もう少しゆっくりとお話が進んでも楽しいのになとは思いました。

というわけで、一応ネタバレなので下に隠します。

 

面白かったかといえば、普通に面白かったけど普通に面白かったかなという印象です。ちなみに「天気の子」はほとんど覚えてないくらいなんですが「君の名は」の衝撃は今でも覚えてるくらいなので自分的感覚としてはその間くらいか。これは「天気の子」でも思ったのですが、世界規模の大変な話を一個人がするんじゃない、政府しっかりしろと、ひたすら思ってました。この国(新海ワールド)は大丈夫なのかと。まあそんな感じで気になったところを。

・全体的に、アニメなのにとても”現代”らしい雰囲気

どいういえば言いのか難しいが、地震速報や、スマホ一つで旅ができてしまうこと、移動中ナビを見ながら、フェリーやヒッチハイク、新幹線とあらゆるものを駆使してその場に行こうとするのは冒険であり旅なのにそれは私たちの生きるこの現実の世界であるという錯覚が襲う。そこがとても面白かった。スマホというのは今や私たちに生き方に根付く”物”であるんだなと。

・椅子がかわいい

思った以上に椅子萌え。これも長いアニメーションならと思った一つ。椅子とヒロインのいちゃいちゃとかもっと色々やれたやん。

・終盤に出てくる黒いでっかい猫ちゃんがかわいい

これはマスコットアイテム間違いなしなでっかい黒い猫ちゃん。めっちゃかわいかった。もっと見ていたかった。

 

この映画の全体的なイメージとしては、二人が世界を救うための旅を、冒険をしていたような話だった。私の心の琴線には触れなかったけど面白いという人もいるでしょう。なんとなく、私は世界を救うよりも人と人との交流を描いた話よりも、ひたすら個人の心に焦点を当てた話が好きなんだろうなと。だからこそ、小説という媒体がおそらく一番合うんでしょう。