空ゴト日和

本とゲームに埋もれた日々

11/26 このラノ2023を読んだ。

このライトノベルがすごい! 2023

今回「薬の魔物の解雇理由」の為に云年ぶりに買いました。最後に読んだのは「俺ガイル」が初一位取ったあたりで、殿堂入りになるくらにはもう読まなくなっていたかな。
そんなわけで「薬の魔物の解雇理由」

薬の魔物の解雇理由【電子書籍限定書き下ろしSS付き】

単行本・ノベルズ部門 8位
女性部門 4位
40代以上 4位

女性キャラ部門 ネア 12位
男性キャラ部門 アルテア 18位

おめでとうございます!やったー!

8位というのがどれくらいなのか、女性4位というのがどれくらいなのか、イマイチわからないのですが、40代以上4位に一番びっくりした。てっきり40代女性かとおもったら男女込の4位なんですね。40代以上の男性ラノベ読んでないのかな。後、どんだけ40代女性に支持されてるんだ。もしくは、40代女性にしか支持されてないのか、いやそんなアホな。
キャラ部門に関しては、総合順位から考えると随分高いので驚いた。ネアに関してはこれ「薬の魔物」に入れた人は全員入れたな(私も入れたけど)、アルテアに関しても相当の人が入れた気が(私も入れたが)。アルテアさんに関するコメントが、料理好きや世話好きなど、書籍本編からしたら相当先の情報がネタバレされてて笑った。書籍段階だと、まだまだかっこ良くて、気まぐれながらも残忍な魔物をやってますよ!

・その他、話題の上位作品系について
「ようこそ至上実力主義の教室へ」総合1位、「本好きの下剋上」単行本・ノベルズ部門1位、おめでとうございます!よう実1位が初なのは意外。10代に人気というのもまたびっくり。私も好きなんだが。読むの途中で止まってるので3年生編までいったらまたまとめて読もうかなと思っている。「本好き」は書籍が2巻出たくらいの時に読んではまってwebで一気に読んだやつ。この時も、こんな面白いものがwebで燻っていたのかと驚いたのだけど、これはある意味王道の詰め合わせみたいにもなってるので出るとこ出れば絶対に人気出ると思ったし、もうこれ以上ないってくらい人気になったので思い残すことはない。「薬の魔物」好きの女性一般読者からの意見を言わせてもらえばアルネア好きはフェルマイに絶対はまると思います。逆はどうかわからない。

・知らないけど気になった作品

「魔導具師ダリヤはうつむかない」前々から気にはなっているんだけど、見た目とあらすじからだとゆるふわ日常系&お仕事ものにしか見えなくて、個人的に、生死に関わるシリアス展開がないと私ははまらない気がして手を出せていない。恋愛ものとして見るにはカプ臭が外からは見えて来なくて。しかし、フェルマイや壬猫みたいに隠れたカプ(※初期の時点ではカプとしては存在しないが見る人が見れがピンと来るソレ)が存在するかもしれないし、読んでみたいとは思っている。

「恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。」たまに目にはしていたものの、タイトルがダサくて(失礼)スルーしてた作品。まさかこんな人気があるとは思わなかった。この手の長長タイトルは物語の導入あらすじの説明文にはなっても、作品全体の雰囲気を表してないので損していると思う。どんな雰囲気の作品なのかわかりづらく手を出せなかったが今回このラノの説明でやっと少しだけ雰囲気を知った。少なくともダリヤよりは私向きかなとは思った。

人気がある=自分が好きとは限らないけど、それでもどんな作品かというのは知りたい感じはある。

・自分が投票した作品

薬屋のひとりごと」売上だけなら断トツなはずなのに、文庫部門33位、女性部門6位という地味な位置にいてわろた。まあ、今更紹介するまでもないですかね。でも知らん人は知らんと思います。女性部門6位ということからも個人的にはやはり女性向きだと思うのですが、これがヒーロー文庫から出たことがヒットの一因にもなってると思う。そういう意味では「本好き」がTOさんから出てくれたのは良かったし、「薬の魔物」がTOさんから出てくれたのもすごく合ってると思う。TOさんはわりと男女双方向きというイメージです。

茉莉花官吏伝」ランキングに微塵もかすってないことに泣いていいですか。なぜなのか。正直いうと「薬の魔物」はどれだけ広まっても刺さる人には刺さるが万遍なく刺さるわけではないと思っているのだが、「茉莉花官吏伝」はある意味水戸黄門で、主人公が外に出張してその万能さで問題ごとを解決するという普遍的な面白さがあるので、広まってさえくれれば男女両方に受けるはず。と、思ってるのだが、中々どうして上手くいかない。とても大好きな作品なので、どうか長く続いて欲しい。そのためにはある程度の人気は必要なのです。これからも応援しています。

そんなわけで、「薬の魔物の解雇理由」4巻続刊の希望を込めて、云年ぶりに投票参加&本を買いました。

全く畑違いの人が気に掛けることはないだろうけど、私がわりと上位にある女性向き作品としてダリヤを気になったように、本好きやダリヤ好きな人が薬の魔物に少しでも目を留めてもらったら嬉しいなぁと思います。

 

11/22 一番くじと読んだ本

夏目友人帳一番くじ爆死の話

夏目友人帳一番くじは大体引いているのだけど、いつもは下位の商品が欲しくて数回でふんわり当たって特にストレスなく引けてたのに、今回C賞ストールが欲しすぎて爆死しました。当たったのは、上からBDEEEFFFFGGGGG。同じ店で何度も買う勇気がなくて3店舗ぐらい回ったのだけど、一番当たって欲しくない(持ち帰り的な意味で)B賞ぬいぐるみが当たってしまった時はその場で叫び出したかった。

一番くじ 夏目友人帳 ニャンコ先生探偵

ストールが欲しかったのだ。しかし、当たらない時は当たらないと普段(?)のガチャで知ってるのでここまでにしておく。

・読んだ本

ずっとお城で暮らしてる (創元推理文庫)

かなり前に買った本。タワーの下の方から抜いたので。

幻想系のミステリーかと思って、目を皿のようにして読んでいたのに、最後まで何も起きず(起こったけど)、とても気持ち悪い感じでした。
ある意味では幻想小説ともいえるのかな、個人的にはホラーというには現実的すぎる。文体は軽やかで読みやすい。
読メの感想でメリキャットとコンスタンスの二人が怖いという感想が多かったけど、怖くはない。私が感じたことといえば、理不尽な目にあいすぎる、やっつけちゃえというある意味、メリキャットと同じ衝動である。空想的な頭の中は面白いし、コンスタンスも大事な存在を選んだのだろう。
ただ、警察は無能だと思いました。

後、解説の桜庭さんの感想にも私とはズレを感じた。彼女はメリキャットをやはり”怖い”存在と捉えるのだけど、私は、寧ろ自身がメリキャットと重ねてしまうので、そんな風に見えてしまうのかと。メリキャットは選んだのでしょう。前半は上手くいった。でも後半はもっと上手くやるべきだった。幸せだというけれど、それは幸せには見えない。そのお城は崖っぷちに立っていて、すぐに崩れそうにみえるからこそ、私は不安で、しかしそれを伝える術はなく、とても気持ち悪く感じるのです。

ずっとお城で暮らしてる (創元推理文庫)

 

11/20 「薬の魔物」回顧録メモ(372-379)

「薬の魔物の解雇理由」読み返しにて、全ネタバレ注意。

前回の事件の顛末と、火の慰霊祭一年目。火の慰霊祭といえば、ノアが火を怖がり、ディノとネアとで仲良くベッドで寝たという記憶が強く、他に何かあったかなぁと考えていたら、イヴリースが突撃してきて、ネアとは初対面でしたね。後、ゼベルのエアリアル大活躍の回であり、ここら辺からゼベルさんとの関係もまあまあ増えていく。

(372/980)

ウィリアム視点。アルテアと事件の顛末を語る。

アルテアがネアの使い魔になったことが許せないウィリアム。本来は使い魔というのは縛る目的であるはずなのに、なぜか繋がりが深くなったご褒美みたいな扱いになってるのは本当に笑うしかない。

アルテアは悪い遊びばかりしていて殺したい者が多いんだから、ネアと繋がりが深くなるのは危険だというけど、実際、そういう意味で危険になることはあまりなかったかな。どちらかというと、アルテアの危機にネアが巻き込まれて事故率が倍倍にみたいな状況がわりとあった気がする。

アルテアと話してるウィリアムは、すごく魔物っぽくて好き。ディノの記憶を戻せることを隠していたウィリアムはアルテアが一人ですっ転んでなかったら悪巧みとして完全に一歩リードしていたのでは。

(373)

火の慰霊祭の逸話。読んだ時から思ってたけど、理不尽極まりない。襲ってきた側が返り討ちにされて殺された怨みなんて、後に生まれた人からすると知ったことか案件なんだけど、それでも慰霊祭を行わないと呪いが街を襲うというのだから、この世界なりの仕組みを上手く表現している。同時に、現在進行形でヴェルリアを呪っている塩の魔物が今ここにいるというのも面白くて、そりゃ、今を生きる魔物からしたらそれはもう昔じゃなくて今の話だからね。

なんとなく、この世界では過ちを赦したり赦されたりというのがあまりなく、それでいて、ちゃんと救いはある。赦し赦されは他者に委ねる行為だけど、救いは自分が掴みとるものだからかもしれない。

(374)

イヴリース登場。ネアとは初対面。
イヴリースは残忍な魔物とか言われていたけど、結局ずっと迂闊でアホかわいいだけの魔物でしたね。

(375-376)

万象の契約者で、ウィリアムもアルテアも気に入ってるという少女に対し疑念を持ち続け再度突撃するという自ら死ににいくような迂闊な行動をするイヴリースを撃退するゼベルとエアリアル初活躍の話。

塩の魔物の話がさらっと出てきてゼベルが驚く。この先、塩の魔物を毎日散歩されるのが騎士たちの日課になるなんて思いもしなかった頃である。

(377)

ノアが、ウィリアムよりアルテアよりも年上であるという自己申告をさらっとする。ウィリアムとは同時期、或は昔のノアベルトはシルハーンと似たような雰囲気だったという話も聞いたことがあるので、ディノ→ノアベルト→(同時期)ウィリアム→アルテアの派生順かなと思っている。ただ、ウィリアムはこの時期死んでて、ノアが寝てるとなると、世界で動く生き物がディノとアルテアの二人しかいなかった時期があり、そう思うと仲が悪いわけはないんですよ。

ここ、自分で書いてて少し思ったのだけど、ディノがよくネアに”動いてる”と感動することがあるのだけど、これは誰もいない世界で一人っきりでいた経験から来るものなんだろうなと悲しくなってしまう。そこにウィリアムが派生したのはいつなんだろう。そして、アルテアさんが派生したのは。どれくらいの間が空いていたのだろう。昔の彼らが見て見たかったな。

(378)

狐姿のノアベルトと一緒に三人で寝ることになったものの、野生の本能に目覚めた狐ノアがむぎゃむきゃと暴れて寝れないネアは、元の姿に戻ってもらい、人型のノアと寝ることに。狐姿だとうるさいとはいえ、あっさりと成人男性と一緒のベッドに寝ることに躊躇のないネアは中々だと思います。中身狐とはいえ。え、逆ですか。

なんとなく、この頃のノアは守られてる感じがする。こうして少しずつ家族として馴染んでいくのだと思うととても感慨深いものがある。最新の方では、わりとしっかり兄をやってて、守る者、リーエンベルクの守護者というイメージが強い。

(379)ノア視点

"かつてはウィリアムと共にその片側に在る魔物でいた"

ウィリアムと共にディノの側にいたというノアベルト。この頃の三人も見て見たかった。

みんなから優しくされて、ネアだけでなく、もっと大きな括りでみんなが大好きだというノアベルト。ノアの内心が描かれる描写は、ひたすら”みんなが大好き”で溢れていて、特等の魔物でありながらかつて傷ついて、救われた今があるこその描写で、読んでいたら本当に良かったねと、こちらまで幸せになってしまう。

ここで、少しだけアルテアの話も出ていて、アルテアとネアはあれだけがちゃがちゃしながらも(←この表現面白いと思った)妙に相性が良いので一番やっかいだと。

当時からアルテア押しだったのでとても印象に残った一文だったことを覚えている。こうやって改めて読み返してると、すごく印象に残ってる残ってないと意外にあるので面白い。ノアは統一戦争影絵事件の後に好きになったという印象があるので、最初の頃はあまり好きではなく、好きじゃないは正確ではないけど、何だかネアに横恋慕してるみたいで、ハーレムものが好きじゃないので、でもノアの好きは恋愛じゃなくて家族枠での好きとなってから好きになったし、何ならヒルドさんも、完全家族枠の愛情に変わってから好きになった。ハーレムものが好きじゃないのに、アルネアが好きなのは、この二人は絶対恋愛関係にはならないという確信があるからこその好きなんですよ伝われ。伝わらなくともいいけど、違うんだよ、恋愛じゃないからこそ最高に尊い

火の慰霊祭といえば、わりとノアの話なのに、最後はやはりアルテアで締めてしまった。
次はシュタルト旅行の話でした。バーレンはもっと先かな。一回目の使い魔契約はわりとすぐ解除された印象があるけどそうでもなかった。

 

11/12 「薬の魔物」回顧録メモ(364-371)

「薬の魔物の解雇理由」読み返しにて、全ネタバレ注意。

使い魔爆誕、風邪ひき、銀狐予防接種、あたりまで。

(364/980)

失せ物探しの祝福による取戻し作業開始。
何も知らないアルテアさんが来ます。(何も知らないアルテアが..っ)それでいながらドヤ顔で自分を騙した罰だとばかりにネアの腰を抱き寄せ、“お仕置き”だと囁きかける。お仕置き!その甘い響きにワクワクしたのもつかの間、ノアの蹴りがアルテアさんの頭に炸裂する。なんてこと、折角のお仕置きシーンがと残念に思ったことをここに懺悔します。でも見たかった。しかしノアの蹴りというのも珍しい。肉弾戦なんて一瞬とはいえここぐらいではないでしょうか。でもそれはそれとして、アルテアのお仕置is何だったのだろう。守護をさらに増やしますとかだったら笑うしかない。
そして、アルテアにとってはここがノアとの初対面。狐姿ではずっと会ってるというのに。それどころか、屋敷で食べ物を振る舞ったり可愛がったりしているのに。アルテアにとっては何年かぶりの再会になるのか、ネアと親しそうな様子に驚く。ここから始まる秘密の関係。この秘密がまさかあそこまで長く続くなんてこの時は思わなかったのである。

(365)アルテアさんが使い魔になります。
使い魔契約はしたものの、まわりの魔物たちには不評で、使い魔というものは主と近すぎる存在なのだとか。しかし、ネアとしてある程度の制約をしてしまえば解放するつもりなのだというけれど、アルテアとして、それは不満らしい。それはそう。まさか使い魔契約がアルテアにとって罰でも何でもなく喜びを感じるものになるなんて誰も思わなかったろう。

正直いうと、前回の冒頭でも書いたように、使い魔になったら色々縛りが出て自由さがなくなってしまうのかなとも思ったけど、全然そんなことはなくて、使い魔とは何ぞやと、いやこれは今でも思ってる。使い魔になったことで、ネアは遠慮なくパイを要求したりパイを要求したりパイを?みたいな環境になってしまったけど、それくらいしかしてない気がする。アルテアの行動を制限するなんてことは一切せず、アルテアはアルテアのまま自由にある。それはきっとネアがそのままのアルテアを望み手に入れた結果なのだろうけど、そんなネアだからこそアルテアもまた鎖に繋がれたままであることを選んだのだろう。

(366)ディノ視点。ネタ晴らし。

ディノを見てるとかわいそうになってくるのは、私の心にネアが宿ってるせいなのか。幸せになって欲しい。幸せになれて本当に良かった。

(367-368)ネアの風邪ひき

今のディノなら速攻アルテアさんに相談して飛んでくるなと思ったけど、この頃の使い魔信用度はまだ低かった模様。
なので、使い魔さんは自力で来てくれました。
お世話マン。初めての葡萄ゼリーかな。
アルテアの怪我を心配するネアにびっくりするアルテア。”綺麗な使い魔が禿げたら悲しいのです”と、ネアはアルテアを綺麗と表現することが意外に多いのだけど、多分顔はものすごく好き。本当ならばもっとじっくり見ていたいけど中々機会がないのだと言っていたシーンがあったはず。

魔物たちの間で、ネアの汗拭き争奪戦が始まる。
普通に考えて婚約者であるディノの役割なのではと思うものの、いろいろ落ち着いた最新だと、この手のことはアルテアが対処してることが多いんだよね。ネアに対するアルテアの執着が色恋関係ではないと知っているからだろうけど、それでもディノのアルテアに対する信頼感は、かなり早い段階からあった気がする。

葡萄ゼリーが素敵な使い魔には飽きません宣言のネアに勝ち誇った顔のア・ル・テ・ア、、、勝ち誇るな。良かったね。

ネアも風邪で大変は大変なのに、その台詞一つ一つに一喜一憂する魔物たちの反応がかわいいよ。

そして名前を呼ばれたまま放置された使い魔は、この時から不憫さを発揮していた。

(370)銀狐予防接種

アルテアさんはまだいない。ゼノがちゃちゃっとやってのける予防接種第一回目。むぎゃむきゃ鳴く銀狐を見て悲しむディノ。思えば、他の魔物たちは呆れるか、心を殺し空目する(主にアルテアさん)だけというのに、ディノの反応だけ少し違う。狐をノアベルトとしてしっかり見ている。なので友人としてあのノアベルトがこんな風に……みたいな思いが人一倍強いんでしょう。毎回、ノア…あの狐と言いなおすのがわりとずっと続いていた。
そして、まさかの終わりなき戦いがここから続くことになる。

(371)

ヒルドの妖精の羽の粉の話が出る。媚薬でもあり中毒性があるから食べさせるなと。しかし、そんな注意が出ること自体がフラグなのである。この時はまだヒルドはネアに執心だったのかな。何となく今はエーダリア、ヒルド、ノアの三人組がセットという感じなので、本当に良い感じに落ち着いてくれたなと思うと作者様の手腕が大変素晴らしいと感じる。

ダリルが、まわりの魔物たちは複数伴侶にして囲ってしまえばいいじゃんと気軽に言う。アルテアは使い魔だから外してもいいけど、なんていうけど、実際のところアルテアがディノに次いでは最も近しい関係になろうとは思わなかったろう。私は、ダリル視点の独白でアルテアがネアに堕ちたことを語るシーンがとても好きだ。好きすぎてあの話だけは何度も読み返した。

ところで、アルテアさんは触れるな危険期間に入ったそうで、バーレンのやつかな。

読み返しメモを取っていると、どうしてもその部分だけではなく、そこに連なる先の話まで思い浮かべて、あの頃はこうだった、今はこうだなという思いに耽るあまり別の話に飛んでしまって妙に散文的な文章になってしまうことが多い。どうにかしたいと思いつつも、まあ回顧録だしいいかなと。

大体一週間に10話くらい進んでる気がする。この調子だと一年は持ちそう。やったー。

 

11/11 「すずめの戸締り」観てきた。

映画「すずめの戸締り」を観てきました。

新海誠作品に関しては、別に好きでも嫌いでもなく「君の名は」も「天気の子」もまあ普通に面白かったなと思った程度のライト勢なので悪しからず。
公開直後ですが、別に張り切って観に行ったとかではなく、単に時間が空いてのたまたまなのです。同じくわりと有名な細田監督さんの方は、気になっても全く見れてないので、こちらの方は運のめぐり合わせが悪いのかもしれません。

そんなわけで観てきました。何となく、映画というより連続ものアニメーションぽいなと思ってしまいました。始めに大きな事件あり、そこから冒険への旅立ちで人と人との出会いの連続から目的地に辿り着く。少しずつ増えていくキャラクターたちは誰も魅力的で、もう少しゆっくりとお話が進んでも楽しいのになとは思いました。

というわけで、一応ネタバレなので下に隠します。

続きを読む

11/4 「薬の魔物」回顧録メモ(356-361)

「薬の魔物の解雇理由」読み返しにて、全ネタバレ注意。

戻り時騒動の話。2週目なのに面白くて一気に読んでしまった。記憶を失くしたディノと新たな出会いをしてしまうネアの話でもあるけど、私的にはやはり使い魔さん獲得の話でありました。この時、ネアが、アルテアの悪さをすることも含めてそれが魅力であり縛りたくない自由でいて欲しいと内心で思ってしまうのが、本当に好きで、正直いうと、アルテアが”使い魔”なんて枠に納まってしまうのは嫌だなとこの時はとても思っていて、ネアの内心にはうんうんと頷いてた。しかし、使い魔になったところで、アルテアの質は特に変わらなかったので、そこは本当に良かった。今(最新)のアルテアとネアの関係も好きは好きなんだけど、やはり対岸で向かい合ってる二人がとても好きだ。いや今の背中合わせというかぴたりとくっついてる(イメージ)二人もちゃんと好きなんだけど、どっちも好きなんだけど、両方が同じ時間軸には存在しないわけで、そんな過去から未来へと変わりゆく二人の関係が本当に好きです。ありがとう作者様、一生感謝する。

 

(356/980)戻り時騒動開始

ディノが戻り時の妖精に刺され時間が2年間戻ってしまう。
原作が2000話近くありながら、この過去ディノががっつり描かれたのはおそらくこの話だけというかなり貴重なディノである。少しだけならあるものの、話が続けばまた見れるかもと思っていただけにそこはちょっと残念である。今のネアと伴侶状態の中で過去に戻ったらどんな風になるのかなとか見てみたかった。昔の、ディノと出会ったはかりのネアは、ディノに嫌われてもいいとばかりの態度で怖れ知らずだった、けれどこの時は好きであるがゆえにディノに嫌われるかもしれないという怖さを持ってしまった、ならば最新の一生共にいるのだと決意した伴侶であるネアならばどんな態度になるのかな。
この時のディノを怖れるネアの心理描写がとても素晴らしくて、桜瀬さんの文章は読み手を引き込み同調させる力を持っていて本当にすごい。心がぎゅいんぎゅいんするのですよ。

そしてアルテアが悪巧みを始めます。

(357)

記憶のないディノ。一度城に帰ろうとするディノを引き留めるネア。なんというか、押してダメなら引いてみろという格言?があるが、ディノは引いてみるべきだったかなと思いもしたけど、初期の段階でやってたらネアからは喜んでバイバイされてましたね。こんな風に離れられなくなる怖さが嫌で、初期のネアはディノに惹かれないようにと気を張っていたのに、まさにそんな状態になってしまうなんてね。弱気のネアが大変可愛らしかったのだけど、ディノと対面していくうちに徐々にいつもの調子を取り戻していく流石のネア。

(360)

ノアがいて本当に良かった。この頃から家族同然の関係なのに、アルテアさんが一切存在を知らないというのも面白い。この頃から面白いアルテアとノアの関係。

何も知らないアルテアが登場。ア・ル・テ・ア、この頃から、圧倒的強者としての魔物属性と、一人だけ何も知らないという不憫属性を同時兼ね備えている、私みたいなアルネア民じゃなくても注目せざるを得ない存在に。この後に、お母さん属性やら謎のちびふわ属性が付属されるのだけど、それでも魔物らしさである人に害をなす残忍属性が無くなるわけではないというところがアルテアの良きところ。

そして、”対価”に守護の上乗せをするんじゃない!アルテア、またも言うことを聞く対価に守護の要求をしてきたのだけど、私が間違ってるのか、普通に考えておかしいと誰か言ってくれ。どんだけネアが好きなんだ。

(361)

アルテアからのフルーツタルトに仕掛けられた悪行がばれます。とはいっても、誘惑や魅惑に用いられる術式であり好感度を上げるものだとか。どれだけアルテアはネアを(以下略)。フルーツタルトを持ってきた際、全部おまえのものだとか言いだした時は、この時のアルテアはネアの腰の管理はまだしていなかったのだなとか呑気に考えていましたが(2週目なのに)、そういうことだったのですね。そのせいで大層お怒りのネアは怒りのメッセージ連打をアルテアに送るが、アルテアがとても楽しそうにカードのやり取りをしている姿が見える。見えないけど見える。いちゃいちゃすんな(もっとやれ)。

長くなったので一旦終わる。
冒頭の使い魔の話まで行かなかった。
次回は騒動の終了から風邪引きまでかな。

 

 

11/3 読んだ本「本を守ろうとする猫の話」

そろそろ10月分本のまとめ書かなきゃなと思いつつ、あまりマイナスイメージな本の話を向こうのブログに書くのはどうかなとちょっと思ってしまったのでこちらに。

本を守ろうとする猫の話 (小学館文庫)

悪くはなかったが、悪くはなかったという感想。作者の作品は『神様のカルテ』も読んだけど、それも似たような感想だった。あっさり読めて悪くはないんだけど、それ以上の感想があまりないというか、尖っているわけでもないので、万人にゆるりと受けるだろうなと。何度もいうが、別に悪くはない。
本好きの高校生。古本屋を営む祖父の死に意気消沈していた時に、しゃべる猫が本を救って欲しいと現れる。1つはひたすら大量の本を読み一冊をじっくり読むということをしない人、1つは読書の効率化を目標としあらすじを要約しひたすら文字数を減らし”読みやすく”しようとする人、1つは”売れる本”だけを量産し売れない本は切り捨てていく人、それらの人に出会い、少年は対峙し、一冊の本を何度も読む楽しさ、難しい本を考えながら読み解く楽しさ、売れない本でもそれを求めてる人がいて意味があるのだということを伝えていく。

正直いうと、敵?側に言うことの方が、”わかる”と言いたくなる気がしました。主人公がいう台詞は結局のところ理想論で、何の解決もない。世の中理想だけでは回らないが、また理想を掲げる人がいなくなってもいけないという面があるので、これはそう、そういうものではあるんだろうけど。
要するに、昨今の本に纏わる命題、本が売れなくなり、難しい本が読まれなくなってしまったという、普通のことを普通に言っていた話だったなというイメージ。

でも、最後に、そんなことを読みやすく売れてるベストセラー作家が言っておりますという皮肉が聞こえてくるので謎の微笑みを浮かべてしまいました。

本を守ろうとする猫の話 (小学館文庫)