空ゴト日和

本とゲームに埋もれた日々

5/27 読んだ本「サイレント・ウィッチ-another- 結界の魔術師の成り上がり(上)」

サイレント・ウィッチ -another- 結界の魔術師の成り上がり〈上〉 (カドカワBOOKS)

ルイス・ミラー物語、めちゃくちゃ面白かった!

サイレント・ウィッチの外伝というより、もうこれ単体で全然行ける完成度だった。
貧しい村の少年が、上級魔術師に見いだされ、粗野で乱暴で型破りな性格ながら、才能だけはぴか一で、魔術学校でのし上がっていくという話。ラザフォードとの殴り合いとか遠慮のない関係性とか、作中では、一度も言及されてなかったけど、もはや父親みたいなもんじゃんと思うと胸が熱くなってしまった。家族を知らないルイスが初めて知った身近な人はどう考えてもラザフォードだし、そこから、友人や先生と知り合いが増え、好きな人ができて、失うものも将来の展望も何もなかった少年が幸せを掴んでいく物語。最高でした。
そもそも私が「サイレントウィッチ」を買おうと思ったきっかけが、webをちら読みしてルイスミラーに一目ぼれしたからというのもあり、もうそこからずっと好きだった。
好戦的で、慇懃無礼、俺様性格で、実力もぴか一。好きにならない要素がない。
サイレント・ウィッチがモニカの話というのはわかりつつも、これからの彼の活躍が少しでも多く見たいと、望んでしまう。

 

 

 

5/14 最近読んでる本

最近「サイレント・ウィッチ」7巻を読んで、どうしても続きが読みたくなり、とうとうweb版に手を出してしまいました。

サイレント・ウィッチ (syosetu.com)

書籍版の方がクライマックスに近いような雰囲気だったけど、まさか本当にこのエピソードを最後に終わってしまうなんて思わなかくてびっくりでした。
一応、外伝として続いていて、今はそっちを読んでいるのだけど、正直、外伝じゃなくて本編として続けばいいのにと思ってしまった。作者的に終わらせたかったのかな。書籍化がここまで来るなら、番外編としてモニカ以外のエピソードを入れつつも本編として続いていって欲しいなと思う。

怖い絵 (角川文庫)

読んでるのだけど、面白い。
様々な絵を題材に、それが描かれた背景、意味、考察がされており、絵画というものに全く興味がなかった私なのに、絵の物語として楽しむことができるので新機軸な読み物だと思う。

まえがきで、例え実写のように見える絵でも、そこからは描き手の気持ちが見えてくる、とあって、何だか本の感想を書く際のあらすじを思い浮かべてしまった。あらすじって、本の内容を表した客観的なもののように見えるけど、実は書き手の作品に対する思いが如実に反映されるものであり、かなり主観的なものでもあったりする。一時期、本の感想においてあらすじなんて必要かなと思った時期もあったけど*1、人によってその本がどんな内容のものであるかという認識はかなり違う場合があるので、何なら、思いっきり主観に満ちた書き方をした方が面白いのではないかと思うこともある。

その結果、勘違いが生まれたらそれはそれまでというか、まあ個人のブログであるなら許容範囲でしょう。

 

*1:知らない人にとってはネタバレになるし、知ってる人にとっては知ってる内容だから

5/2 書泉さんでくすまも漫画予約した。

【予約】【特典付き】薬の魔物の解雇理由@COMIC 2(06/01頃発送予定) - SHOSEN ONLINE SHOP

ありがとうございますフォーエバー。

特典付き1巻も合わせて予約させて頂きました。3巻が出た際にはまた1巻から特典を付けて欲しい。買うから。

そして、小説の続編4巻以降も宜しくお願いしたい。

本当に本当にお願いします。ずっと待ってる。その時、こんな感じで1巻から特典付いたら、また買います。何冊でも買う機会を待っている。こんなネットの場末から言っても意味ないかもしれないけれど、くすまもは潜在的なファンは多いと思うし、本当に知らない人に知って欲しい。

本好きの下剋上」や「薬屋のひとりごと」のような広く一般的に人気が出るような作品にはなれなくとも、奈須きのこ*1上遠野浩平*2にはなれると思っているので知るべき人に知って欲しいです。

 

*1:空の境界は私の人生のBEST3に入る。

*2:ソウルドロップシリーズと事件シリーズは私の人生のBEST3に

4/29 読んだ本「ぼぎわんが、来る」

ぼぎわんが、来る 比嘉姉妹シリーズ (角川ホラー文庫)

アクション要素強めなホラー作品だった。
前半は、一見普通の幸せ家族の元に謎の来訪者がやってきて、不可解なことが起き始め、死人まで出始めたので、知り合いに相談して本物の霊媒師まで辿りつくも、その現象を前になすすべもなく倒れていく。そこから最強と名高い霊媒師・比嘉琴子が登場して解決に導くという話。
章ごとに別視点の話となっており、そこから見えてくる風景が違うので、完全に現実もののミステリーとしても面白くなりそうだったので、しっかり化け物が出て来る系作品だったのは少し残念。最終的に物理で解決する作品も嫌いではないが、この作者の描く、現実よりのミステリー作品も読んでみたいなと思った。

帯に、”霊能者・比嘉姉妹シリーズ”とあるので、おそらく、毎回、霊に悩まされた人たちが語り手として、比嘉姉妹に助けを求めるというお話なんだろうけど、こういう後から探偵がやってきます系統の作品は大好きです。続きも読みます。

ちなみに、いつものごとく、映画になっていることは全然知りませんでした。元々、映像分野には全然アンテナ張っておらず、読んでから、映像があるなら見てみたかったなと思うんですよね。

4/27 くすまも漫画の特典戦争が始まってしまうのか

2024年6月1日発売コミック「薬の魔物の解雇理由@COMIC第2巻」書店特典のお知らせ|TOブックス (note.com)

くすまも漫画の2巻がとうとう発売しますよということで、特典としてアルテアさんの描き下ろしカードが来てしまった。

絶対に欲しい。

しかし、取扱店舗が少なすぎる。

行こうと思えばいけないことはないが、わりと未知の土地であり電車代が大変なことになる。しかし、通販がなく、そこしかないのであれば、行くしかあるまい。

これって、途中で店舗増えたりしないんだろうか。

特典のカードなんて、言ってしまえばただの紙なんだし、作ることにそんなコストはかからないし、作り過ぎたところで損することはないのだから、多めに用意していて頂ければありがたいです。

そして、小説の続編4巻はいつまでも待ってますからね!

4/26 読んだ本「Unnamed Memory -after the end-IV」

Unnamed Memory -after the end-IV (電撃の新文芸)

アニメは絶賛放映中だけど、若干空気気味の印象が拭えないアンメモ新刊。

今回の話は二つの新大陸に向かった話。一つは人が全くいない朽ち果てた大陸で、そこで一人の少女と出会う。何もわからない状態からそこで何があったのか少しずつ探検して探っていく過程は楽しい。もう一つの大陸は、魔法大陸よりもぐっと文明が進んでいる。魔力が持ちが少なく、魔法が病気として認識されているため、車や電気などが発達して、より私たちの世界に近い。テレビやラジオも存在して、そこで家を持って毎日を暮すことになった二人が楽しそうで、ずっとこのままじゃいかんのかいと思ってしまう。
そして、毎度のことながら、終わりはつらい結果に。
未来への不安を描いている作品が本当に苦手だ。今は大丈夫でもこの先どうなるかわからない。と、この作品ではずっとそれを言い続けていて、不安が募る一方になってしまう。これからのことはとにかく、今は幸せだという締めにするだけでも印象は変わるので。どうか最後は幸せであれとずっと願っている。

 

 

ところで、この作品の主人公たちは不老不死のようなものでも、精神が耐えられない設定で、その話をするたびに、私はどうしても”くすまも”を思い出してしまうんですよね。永遠を生きることを悲哀ではなく肯定的に描き、ずっと幸せで在りつづけると宣言した作品は、少なくとも私はくすまも以外知らない。実際にどうなるかではなく、未来に対する安心と希望がある。くすまもを想うといまだにしんどい。

 

4/24 読んだ本「瑕疵借り-奇妙な戸建て-」

瑕疵借り ‐‐奇妙な戸建て‐‐ (角川文庫)

昨今話題のワードをギュッと詰め込んだような話だった。
過去に人死にがあったという瑕疵物件に住むことを生業にしている瑕疵借り屋・藤崎が住み込んだ場所は、なぜか村人全員に敵視しされ監視されているような家だった。この家で一体何があったのか、村人たちの異様な態度の正体は何なのか調べていくうちに、とうとう殺人事件までもが起こり、という話。


これは面白かった。
前半のちょっとした短編がその後の本編に繋がる布石となっていて、村人全員から理由のわからない敵意を持たれ謎の気持ち悪さを感じるという、今流行りの”因習村”から連想される前提知識を逆手に取ったようなネタが仕込まれていて、筆の早い作者ならではのスピード感からなる作品だなと関心した。
実際、私も「変な家」から間取りものが気になって、本屋で見かけて買ったという経緯もあるので、大成功であると思える。
ちなみに、シリーズ1巻目はなぜか講談社の方から出ているらしいので、機会があれば読んでみたい。