空ゴト日和

本とゲームに埋もれた日々

9/20

・最近読んだ本のプチ感想枠

こる「従者のお仕事 異世界なのに魔法禁止はひどいです隊長っ! (アイリスNEO)」

突然クラスの委員長の異世界に連れてかれて、魔法指南書を渡されて一人おいてかれた主人公。なぜか魔法が使えるチート能力を持っていたものの、敵国らしき場所で、軍人らしき人に捕えられ連れてかれてしまう。その軍人らしき人とのラブエロコメディって感じで前半部分は楽しめた。後半シリアスに入ってから設定に粗さが見えてきて、微妙に微妙な感じになってきたというわりとよくある感想。それでもギャグ成分はとても良い感じて、これからも作者様のことは気にしていきたい。

喜多喜久「死香探偵 尊き死たちは気高く香る (中公文庫)」

久しぶりに読んだ一般小説。喜多喜久さんは主に本屋でよく並べられているという意味で気になっていたものの機会があり購入。死者の香りを嗅ぎ分けることができるという特殊性質を持っている主人公と科学的な犯罪捜査分析の協力を行っている准教授との男男コンビの緩い事件もの。科学的な話を書く作者というイメージがあったけど(別作品の化学探偵キュリーのせい、読んだことはない)、難しくて置いてけぼりを食らうほどではなく、わかりやすく丁寧で読みやすい、それよりキャラ小説的な側面を強く意識しているなと感じました。めためた面白いというほどでもなかったけど、悪くはなかったので他作品ももうちょっと読んでみようかなと思ってます。