空ゴト日和

本とゲームに埋もれた日々

5/30 最近の読了本と気になること

 最近、緊急事態宣言の延長が決まり、逆に店がちらほら開きだした気がします。5月末までと決まっていれば何とか頑張ろうと思っても、こうほいほい延長されたらいつまでやんねんという気持ちになったんだろうなと勝手に思っています。

オジいサン (角川文庫)

おじいさんの何でもない日々を描いた連作短編集。会社を引退し、年金での一人暮らしをしている主人公であるおじいさんが地デジの移行に悩んだり、今と昔の差異についてとくとくと考えたり、独りでいることに悩みつつも毎日を平和に過ごしていることに幸せを感じたりと、本当に何でもない日々が綴られているのだけれど、その目を通して京極さんの現代社会観が感じられてとても面白い。最後のエピソードが何気に胸熱だった。続編というよりは、この方向性で別側面の話が読んでみたい。

茉莉花官吏伝 十 中原の鹿を逐わず (ビーズログ文庫)

すわ戦争が起こるか、といったところで前回は終わったので今回はその話。戦争を起こす側がそれを回避したいのならば、それ以上の何か問題ごとが国内で起きればいいのでは?と思っていたので、わりと最後らへんまで脱獄事件は自作自演なのではと思ってました。茉莉花が日に日にやばくなっているようで、春雪くんが癒しです。

 

・将棋の話

サントリー 将棋オールスター 東西対抗戦2021」がというのが発表されましたね。将棋界初の人気投票による選出を加えた対戦ということで、面白そう!と思ったものの、人気投票による部分は東2西2のみということで、後は予選枠になるそうで、そうなると実質的には羽生藤井は決まりで残りは一人になってしまうので、私の推し棋士は入れるかどうか。できればもう少し投票による選出を増やして欲しかったところ。選出枠に入らなくても投票順位によるシード枠は欲しいですね。