空ゴト日和

本とゲームに埋もれた日々

10/21 読んだ本、今観てるアニメ

・読んだ本

茉莉花官吏伝 十五 珀玉来たりて相照らす (ビーズログ文庫)

相変わらず面白かった。今までの国外の話ではなく、今回から御史台に異動したため国内の事件に関わることに。新キャラも新たに出てきて、大きな話になりそうなプロローグといった雰囲気でした。しかし、改めて思ったのが、茉莉花には信頼できる上司はたくさんいるものの部下がいない。一人で動くには不便なのでそろそろ相棒的ポジションか護衛的なキャラが欲しいところ。続きも楽しみ。

バチカン奇跡調査官 聖剣の預言 (角川ホラー文庫)

バチカンシリーズも24冊目。前回一区切りあったので新展開が来ると思いきや、新キャラが加わりながらもわりとオーソドックスな調査もの、とは言いつつ面白かった。村にオーロラがかかり風土病が治り、特定の人にみに聞こえた神からの預言などの謎を解く。どれだけ突飛でも、必ず納得できる解明がなされるのがこのシリーズなので今回もどうなるのか楽しく読んでいたのだけど、”病気が治る”ということをあり得ないと前提付けたら、これしか方法はないだろうなと思ってたいた通りの真相で、しかし思った以上に大がかりでそこはまあこのシリーズならではだなと。

ところで、アーサー王伝説の話を詳しくするシーンがあったのだけど、私の頭の中でFGOキャラが跋扈していてやばかった。そもそもがあまり詳しく知らなかったので、知らないことをいっぱい知れて楽しかったのだけど、知ってしまうとあのキャラやこのキャラが仲良くしてることに違和感半端なくて別の意味で楽しくなってしまった。

あやかしよろず相談承ります (双葉文庫)

前回読んだ猫目荘が面白かったため、伽古屋圭一作品2冊目。人が怖くて引きこもりで不登校の少女の唯一の友達が獣人だったと知ってしまい、獣人ならではの悩みを解決できるという相談所に共に行く。そこから人は苦手でもあやかしならそうでもないような気がしてきた主人公は、そこで働いてみることになる。あやかしならではの悩み、首と胴体が離れているため常にマフラーで首を隠しながら生きるしかないデュラハンの少女や、一つ目しかないため常にゴーグルで目を隠しながら生きるしかないなど、その存在自体がユニークで、それでも現代社会に溶け込みながら生きているのがすごいというか面白い。お話自体は主人公主体で、最後はわりとあっけなく終わってしまうのだけど(これが作者の作風だとわかりつつある)、この相談所自体の話はもっと続いて欲しかったなと思ってしまった。

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・今観てるアニメ

「アンデッドアンラック」
「鴨乃橋ロンの禁断推理」
「アンダーニンジャ」
「スパイファミリー」
「葬送のフリーレン」

これに明日から「薬屋のひとりごと」が加わる。
新しく見始めた、アンダーニンジャが意外に面白い。
フリーレンは、原作知らないのでアニメ完全初見で見ているのだけど、エルフの設定が以外に斬新で面白い。長寿だが感情が薄いため緩やかに滅んでいく存在。孤高の者とか唯一の存在とか好きなので一気に好きになってしまった。後、魔族の設定も、これは昔からある人の敵対者である魔の存在と考えたら斬新ではないかもしれないが一周回って現代で純粋悪というのは珍しい。
今、ちょっとドラクエ11をやってて、純粋に世界を闇に染める悪の存在に、素敵だ、とうっとりしていたところなので、勧善懲悪の悪っていいよね。