「薬の魔物の解雇理由」読み返しメモにて、全ネタバレ注意。
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(353/981)嘘の精と戻り時の妖精の話
この辺りから、エーダリア様は一般人枠ではありませんぞよ疑惑が本格化する。
アルテアを受け入れることに悩むディノ。
そして、ネアは全くアルテアのことを理解していないというか、自分を下に見過ぎてるような、アルテアにとって自分は良い玩具のようなものだろうと完全思っていて、それはそれこそが正しい選択なのでこれはこれでいいんだけど、今考えると微笑ましくなってしまう。
そして、そろそろ戻り時騒動の話なんですね。
(354)アルテアさんのお宅に行きます。
アルテアさんのお宅に感激するネア。
リーエンベルクは好きだがアルテアのお家にも住みたいネア。
”「俺もお前の魔物なんだから、いつでも泊まりにくればいいだろ」”
アルテアさんが大胆です。お前の魔物という言い方…
”「じゃあ、この屋敷に住む権利と、お前好みの食事を三食、生活の面倒も見てやるとしたら、俺の伴侶にでもなるか?」”
アルテアさんがぐいぐい来ます!しかし、これは引っ掛け!
思えば初期の頃はこの手の仕掛けをよくしてた気がします。今なら絶対言えないやつ。心が伴わないからこそ言えた台詞なのかもしれない。
ネアの暫定私の魔物さん、という言い方も中々にエモい。今や完全に”私のモノ”ですからね。
アルテアさんの、初めてのお料理が来ました!!
ここからネアにパイを提供し続ける人生(魔物生)が始まる。
アルテアとネアの会話になる。
アルテアが昔育てたという孤児院の子供たちの話。利用するために育てたというけど、その子供たちは幸せだったのでしょうと言うネア。私もそう思う。利用するまでは、駒として利用するからこそ、それまで疑わないように幸せに子ども時代を生きることになった子どもたち。その後利用されて死ぬことになったとしても、必ずどこかでそれを回避する選択の余地は残されているのがアルテアの、選択の魔物のゲームの一環だと思います。悪辣な面ばかりが強調されて見える(見せている?)けど、決してそればかりではないのでしょう。
こんな時におまえならどうする?と問いかけるアルテアに答えるネア。二人の会話が尊い。一生会話しててくれ。
おいしいそうにパイをほおばるネアの頭を撫でて、満足そうに微笑むアルテア。
助けて。一生見ていたい。この二人を。
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次回から戻り時騒動かな。