空ゴト日和

本とゲームに埋もれた日々

10/25 「薬の魔物」回顧録メモ(348-351)

「薬の魔物の解雇理由」読み返しメモにて、全ネタバレ注意。

春告げ舞踏会がド偉いアルネア回で息も絶え絶えでした。

(348/980)とうとう春告げ舞踏会です。

ここから始まるアルネア回(違う)。
背中でぞわっとなやつ。正直、もっといじって欲しかった。

(349)アルネア神回として永久保存したい

ダナエ登場。思わず食べ物を与えようとしたネアからゼリーをぱくっとするアルテア。怒るネアに対し、味は覚えたから今度作ってやるというアルテア。

ここから料理人アルテアが誕生する。←

その後、アルテアさんが選択ゲームを仕掛けてくる。
ネアはさらりといなしたがそれが気に入らないらしいアルテアに少しつきあって上げるネアは優しいと思う。いやほんとに。
大事なものならばじっくり向き合うけど、そうでないもの、壁の向こうの存在はどうであろうと気にならない。自分が外側と認識されていることが気に入らないアルテアさん。でも、外側に対し冷酷な目を向けるネアのことは好きなんだよ。

春の系譜のものからネアは受けが悪いという話。

不機嫌になるネアに対し、アルテアがさらりと”他の誰よりおまえの方がいい”なんて本音を言ってしまい、双方一瞬固まる。しかし、ここでネアが珍しくもあわあわしてしまったせいで、アルテアさんがからかうターンに入ってしまう。ここ、先に冷静になるのがネアならば、寧ろ慌てるのはアルテアさんだったんですよ。今のネアならあり得ない失態ですね。大変おいしい。何となく、まだ出来上がってない新鮮な二人の方が艶めいた雰囲気になるのかもしれない。ケープの内側に入れられて、体をぴったりくっつけられて、背中をぐっと引き寄せられる。胸が圧迫されて苦しいです、からの俺はこの感触が気に入っているは完全にお胸の感触が好きですということですよね。どうなんでしょう。言ってやりたい。そして、ここで初ちゅう!!間違いなくここが初!”「アルテアさんから、家族相当の祝福が」”なんてネアさんは言うけど、間違いなく、ただのちゅうだから!言われたアルテアさんは、まさか他のやつからもこんな祝福を貰ったんじゃ?と慄き項垂れるが、項垂れるアルテアさんがかわいい。そして、冷静になったネアさんから、なぜ突然祝福を?と問われて、遠い目をして誤魔化す方向に舵を切る。誤魔化すんですね。この後の、嫌だったのか、いや別に嫌ではないです(ものすごく意訳)、のやり取りが堪らなくかわいい。かわいいしか言ってない。いや、もうこの二人ほんまかわいい。

そして、春告げの女王に選ばれてダナエさんと踊ることに。

(350)アルテアがネアのものになりました。

この段階でアルテアさんを丸ごとゲットしていたとは、まるで初見のように驚いてしまいました。いや、ここから色々、まだまだ悪さはするんですけどね。どこから、いつからネアとアルテアは気安くなったかなーと考えるに至って、やはり"春告げ"の話は欠かせない。色々進んだ気がします。

このチケットを挟んだ、アルテアとネアの緊迫したやり取りが最高に好きです。ちょっと前の身体的接触を絡めた色恋的な可愛らしいやり取りではなく、特等の魔物らしい酷薄さを滲ませ本気でネアを脅してきて、それに対抗するネアの、何ていえばいいのか、凛とした強さ?視線?つまり、アルテアが気に入ってるネアのソレで、私もそれを見るのがとても好きなのでアルテアの気持ちが大変わかるのです。正直、もっと虐めてくれと思う。今(最新)のお互い信頼し合った関係も好きなんだけど、でも、やっぱりこの頃のお互い距離を測りあってピリピリしてる関係がめっっっちゃ好きなんですよ。これが私の性癖なんだなとしみじみと実感する。でもこういう関係って本当にあまりないんですよねーーー。

(351)そしてリーエンベルクに戻る

ダナエやアルテアとのあれこれをディノに報告する。
ディノは泣いていいと思います。そして、アルテアの捨身のチケット譲渡の話は、ディノの友情の為と誤解されました。されても仕方ないと思います。多分、ちゅうやら身体的接触のあれやこれやは全部嫌がらせ認識だと思います。だって、アルテアははっきり言わないんですよ。知ってる立場からするとあからさまでも、言葉としては言わないからネアからすると、察しろというのは無理な話でして、しかも、その鈍感さがアルテア側にとって良い按配を生んでるのだから本当にこの二人はお相子の良い関係性なんですよ。最高。そして、何気にこの段階から周りの魔物たちはアルテアがネアに心を割いているを知っている。心を傾けていても尚危険な存在であるということを知ってるのだけど、ネアからしたら自分に危険をもたらす存在が自分に心を傾けているなんて理解しづらいことで、そもそも、好きだけど対岸に立つのが趣味ですなんてものを理解しなきゃいけない道理はなく、それを含めて分かり合えるようになるのは相当先なんですよね。まずもってアルテアが面倒くさいのが悪い。でもそこが好きです。本当に好き。ネアとアルテアの関係が好きすぎてもう何にも勝てない。

怒涛のアルネアでした。やはり春告げはアルネアの話。

次はアルテアの料理かな。もはや初見も同然なので次に何があるのか覚えてない。とても楽しい読み返しです。