空ゴト日和

本とゲームに埋もれた日々

11/12 「薬の魔物」回顧録メモ(364-371)

「薬の魔物の解雇理由」読み返しにて、全ネタバレ注意。

使い魔爆誕、風邪ひき、銀狐予防接種、あたりまで。

(364/980)

失せ物探しの祝福による取戻し作業開始。
何も知らないアルテアさんが来ます。(何も知らないアルテアが..っ)それでいながらドヤ顔で自分を騙した罰だとばかりにネアの腰を抱き寄せ、“お仕置き”だと囁きかける。お仕置き!その甘い響きにワクワクしたのもつかの間、ノアの蹴りがアルテアさんの頭に炸裂する。なんてこと、折角のお仕置きシーンがと残念に思ったことをここに懺悔します。でも見たかった。しかしノアの蹴りというのも珍しい。肉弾戦なんて一瞬とはいえここぐらいではないでしょうか。でもそれはそれとして、アルテアのお仕置is何だったのだろう。守護をさらに増やしますとかだったら笑うしかない。
そして、アルテアにとってはここがノアとの初対面。狐姿ではずっと会ってるというのに。それどころか、屋敷で食べ物を振る舞ったり可愛がったりしているのに。アルテアにとっては何年かぶりの再会になるのか、ネアと親しそうな様子に驚く。ここから始まる秘密の関係。この秘密がまさかあそこまで長く続くなんてこの時は思わなかったのである。

(365)アルテアさんが使い魔になります。
使い魔契約はしたものの、まわりの魔物たちには不評で、使い魔というものは主と近すぎる存在なのだとか。しかし、ネアとしてある程度の制約をしてしまえば解放するつもりなのだというけれど、アルテアとして、それは不満らしい。それはそう。まさか使い魔契約がアルテアにとって罰でも何でもなく喜びを感じるものになるなんて誰も思わなかったろう。

正直いうと、前回の冒頭でも書いたように、使い魔になったら色々縛りが出て自由さがなくなってしまうのかなとも思ったけど、全然そんなことはなくて、使い魔とは何ぞやと、いやこれは今でも思ってる。使い魔になったことで、ネアは遠慮なくパイを要求したりパイを要求したりパイを?みたいな環境になってしまったけど、それくらいしかしてない気がする。アルテアの行動を制限するなんてことは一切せず、アルテアはアルテアのまま自由にある。それはきっとネアがそのままのアルテアを望み手に入れた結果なのだろうけど、そんなネアだからこそアルテアもまた鎖に繋がれたままであることを選んだのだろう。

(366)ディノ視点。ネタ晴らし。

ディノを見てるとかわいそうになってくるのは、私の心にネアが宿ってるせいなのか。幸せになって欲しい。幸せになれて本当に良かった。

(367-368)ネアの風邪ひき

今のディノなら速攻アルテアさんに相談して飛んでくるなと思ったけど、この頃の使い魔信用度はまだ低かった模様。
なので、使い魔さんは自力で来てくれました。
お世話マン。初めての葡萄ゼリーかな。
アルテアの怪我を心配するネアにびっくりするアルテア。”綺麗な使い魔が禿げたら悲しいのです”と、ネアはアルテアを綺麗と表現することが意外に多いのだけど、多分顔はものすごく好き。本当ならばもっとじっくり見ていたいけど中々機会がないのだと言っていたシーンがあったはず。

魔物たちの間で、ネアの汗拭き争奪戦が始まる。
普通に考えて婚約者であるディノの役割なのではと思うものの、いろいろ落ち着いた最新だと、この手のことはアルテアが対処してることが多いんだよね。ネアに対するアルテアの執着が色恋関係ではないと知っているからだろうけど、それでもディノのアルテアに対する信頼感は、かなり早い段階からあった気がする。

葡萄ゼリーが素敵な使い魔には飽きません宣言のネアに勝ち誇った顔のア・ル・テ・ア、、、勝ち誇るな。良かったね。

ネアも風邪で大変は大変なのに、その台詞一つ一つに一喜一憂する魔物たちの反応がかわいいよ。

そして名前を呼ばれたまま放置された使い魔は、この時から不憫さを発揮していた。

(370)銀狐予防接種

アルテアさんはまだいない。ゼノがちゃちゃっとやってのける予防接種第一回目。むぎゃむきゃ鳴く銀狐を見て悲しむディノ。思えば、他の魔物たちは呆れるか、心を殺し空目する(主にアルテアさん)だけというのに、ディノの反応だけ少し違う。狐をノアベルトとしてしっかり見ている。なので友人としてあのノアベルトがこんな風に……みたいな思いが人一倍強いんでしょう。毎回、ノア…あの狐と言いなおすのがわりとずっと続いていた。
そして、まさかの終わりなき戦いがここから続くことになる。

(371)

ヒルドの妖精の羽の粉の話が出る。媚薬でもあり中毒性があるから食べさせるなと。しかし、そんな注意が出ること自体がフラグなのである。この時はまだヒルドはネアに執心だったのかな。何となく今はエーダリア、ヒルド、ノアの三人組がセットという感じなので、本当に良い感じに落ち着いてくれたなと思うと作者様の手腕が大変素晴らしいと感じる。

ダリルが、まわりの魔物たちは複数伴侶にして囲ってしまえばいいじゃんと気軽に言う。アルテアは使い魔だから外してもいいけど、なんていうけど、実際のところアルテアがディノに次いでは最も近しい関係になろうとは思わなかったろう。私は、ダリル視点の独白でアルテアがネアに堕ちたことを語るシーンがとても好きだ。好きすぎてあの話だけは何度も読み返した。

ところで、アルテアさんは触れるな危険期間に入ったそうで、バーレンのやつかな。

読み返しメモを取っていると、どうしてもその部分だけではなく、そこに連なる先の話まで思い浮かべて、あの頃はこうだった、今はこうだなという思いに耽るあまり別の話に飛んでしまって妙に散文的な文章になってしまうことが多い。どうにかしたいと思いつつも、まあ回顧録だしいいかなと。

大体一週間に10話くらい進んでる気がする。この調子だと一年は持ちそう。やったー。