空ゴト日和

本とゲームに埋もれた日々

4/29 読んだ本「ぼぎわんが、来る」

ぼぎわんが、来る 比嘉姉妹シリーズ (角川ホラー文庫)

アクション要素強めなホラー作品だった。
前半は、一見普通の幸せ家族の元に謎の来訪者がやってきて、不可解なことが起き始め、死人まで出始めたので、知り合いに相談して本物の霊媒師まで辿りつくも、その現象を前になすすべもなく倒れていく。そこから最強と名高い霊媒師・比嘉琴子が登場して解決に導くという話。
章ごとに別視点の話となっており、そこから見えてくる風景が違うので、完全に現実もののミステリーとしても面白くなりそうだったので、しっかり化け物が出て来る系作品だったのは少し残念。最終的に物理で解決する作品も嫌いではないが、この作者の描く、現実よりのミステリー作品も読んでみたいなと思った。

帯に、”霊能者・比嘉姉妹シリーズ”とあるので、おそらく、毎回、霊に悩まされた人たちが語り手として、比嘉姉妹に助けを求めるというお話なんだろうけど、こういう後から探偵がやってきます系統の作品は大好きです。続きも読みます。

ちなみに、いつものごとく、映画になっていることは全然知りませんでした。元々、映像分野には全然アンテナ張っておらず、読んでから、映像があるなら見てみたかったなと思うんですよね。