空ゴト日和

本とゲームに埋もれた日々

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デリバリールーム

デリバリールーム

  • 作者:西尾 維新
  • 発売日: 2020/09/30
  • メディア: 単行本
 

 表紙が美しかったので買った作品。

とはいっても、西尾維新はシリーズものはいくつか脱落したものの、基本、単発作は買ってます。

のっぴきならない状況におかれた妊婦たちが、"幸せで、安全な出産"という賞品をかけて争い合う"デスゲーム"的な話。

いっそ、これが本当に"デスゲーム"なら、或は死人が出ていたなら、ここまで不快感はなかったのかなと少し思いました。

例えば映画などで、人が死ぬのはOKなのに、動物の虐待映像はNGみたいな人いますよね。それに近いかもしれない。妊婦というセンシティブな存在に対し、もっと非現実的な要素を加えてくれたらこれはファンタジーだと割り切れたかもしれないのに、ぎりぎり、現実感を残す、死人も出ないし、けが人もいない、結局のところ法には触れていないという状況で妊婦たちを精神的には命がけのゲームに挑ませるという状況が何となくとても不快でした。

まあ、そうはいっても、終わりよければ全て良しの精神を持っている私なので、終わりがもう少しアレなら、また感じるものも違ったかもしれないけれど、結局のところ、それは私の望むものではありませんでした。

もしくは、もっと、このゲームの主催者が"悪の秘密結社"みたいな存在なら救われたのかもと。狂ってはいても"悪"ではないのが何ともかんとも。

 

追記

 

生理の痛みなんて千差万別なので触れようか迷ったけど、電流的なものを流されたとき月経のような痛みと表現されていたのが違和感ありすぎて、いや、実際電流流された経験なんてないのでわからんし、もしかしたらこういう生理の痛みを感じる人もいるのかもしれないけど、私の場合、溶岩の塊を詰め込んだ高熱のやかんを腹に詰め込まれたような痛みとしんどさというのが近く、全然違くないか?と。ちなみに、めちゃくちゃやばかった時は、まじで駅のトイレでのた打ち回った。痛すぎて少しでもその痛みを別の痛みで緩和したくて壁を殴ったり体を抓ったりナイフがあったら刺してたかもしれんというくらいヤバい時があった。まあ、20分ぐらいで引いて、まじであの瞬間なんだったんだというくらいすっと全ての違和感が消えて。こんな病気でもないのに1か月に1回必ず経験させる生理という現象は、人類という種のバグなんじゃないかとまじで思ってる。痛みなんて、要は脳の機能の一種なんだからさ、いや、病気じゃないなら、なんやかんやで脳が調節しろやと思うわけですよ。今でも思ってる。年を取ってもいいことなんてないけど、生理だけは早く無くなって欲しいとずっと思ってる。早く解放されたい。