■7/11~7/14「薬の魔物の解雇理由」感想メモ
毎日ちょいちょいメモっていたものをまとめたものです。
・ネアが死者の国に落ちてしまうところまで。
再三言ってる通り、私はネアがかわいそうな目にあってるのが大好きなので、死者の国に落とされ、誰も見方がいない中、ジュリアンに蹴られたり吹っ飛ばされたりして、一人心細くなり泣いてる姿を見ると、こう、めっちゃ、ぐっと来る!ありがとう作者(何のお礼)。本来の魔物たちが側にいたら、損なわれたりは絶対にしないので、これだけ高位のものたちが味方として在るのに、何の運命か、毎回大変な目にあってしまうのが本当に良い(良くないね)。
・ダナエ再登場&藤の館ミステリー回のところまで。
始まりは殺人事件の捜査という今までと違う呈で、ディノが擬態しながら、敵さんはそんな下位の魔物なんて云々かんぬんと散々馬鹿にしたあげく、最終的にディノが正体を現して一気に解決するのが何となく、水戸黄門みがあるなと爽快に感じてしまった。ところで、ちょっと前に、ディノとネアが二人でホテルに泊まった時に何をしていたのか未だ明かされていないのが気になって仕方ありません。「昨晩は嫌じゃなかったかい?」からの「いいえ、以外に普通でした。」は一体何をしていたのか。私は疾しいので絶対いやらしいことをしていたと踏んでるのにそれにしてはネアがあっさりしすぎていて、何もしてないにしてはディノがやった気になったような台詞を吐いてるし、どういうこっちゃと。なんていうか、この作品時系列をあえて飛ばして忘れた頃に前の出来事の伏線を回収してくるところがあるから。いつかわかるんだろうけど、一生妄想していたい気もある。
・アルテアさん主催料理回が幸せだった。
この私とあろうものが料理回でほっこりするなど何事だと思いながら、みんなが幸せそうに笑っていて、最終回があるならこんな終わりがいい。そして、アルテアさん、めっちゃ女性に人気なんだろうなと。私は、ネタバレ防止のため、いわゆる感想検索は一切してないので、薬の魔物界隈の何らかをちっとも知らないのですが、これは人気キャラの権化が詰まってると思わざるを得ない。冷酷で残忍な性質でありながら気まぐれに人を助け陥れ、第三席の魔物という強大な力を持ちながらも、意外に常識人で、仕事人でもあり、ファッションセンスに拘りがあり、食に精通している料理人でもある。どんだけ詰め込んでるのというくらいなんだけど、その上、一応味方ポジにいながらもあっさり裏切り行為をしでかす危うさをいまだに秘めているという、めちゃくちゃおいしい人。すごい、私も好き。
・ディノの家出とネアが列車で一人旅の回まで読みました。
この作品は本当に毎回趣向を変えて違った趣が見えてくるの本当にすごい。今回珍しくネアが一人旅で、しかも列車に乗るということで、この世界の列車事情が垣間見えて、大変楽しかった。無人駅で謎の葉っぱの魔物やらと不思議な列車に乗ってしまったりと謎のジブリ感を感じてしまいとてもほっこりしてしまった。そして、ディノはまた新たな趣味を開発してしまって大丈夫ですか。後、魔物同士の会話は大変エモかった。ディノが王として扱われてる瞬間がすごい好きだ。多分、ネアもそういうかっこいいディノのこと好きだと思うけど、ディノはネアの前だとふにゃふにゃになってしまうからな。
・アルテアさんが裏切って契約が切られてまた契約したところ
ネアがお腹を蹴られたり(守護が働いて痛みはなかったが)、アルテアさんが敵ブームしながらネアと一緒に行動しているところが最高に良かったです。現在、まわりの魔物たちは怖がらせたいブームが終わりみんなネアに甘々なんだけど、私は、再々言ってるがネアがかわいそうな目に合う話が好きなので、複雑です。そんなことが起こらないようにまわりが気をつけて対策をしているので、これからは敵さんに頑張ってもらわねば。そして、ネアを抜いた、魔物たち会議なシーンがいっとう好きです。特にアルテアさんはディノにたいし大概なことをしでかすのに、いざとなったら万象には敵わないことを知っているので、このシーン冒頭でのディノに怯えつつ震えないように気をつけてグラスを置くといった文の表現が死ぬほど好き。怯えもあるがそれを隠すというのは(表面的には隠してるんだから)例え映像化されても(ないけど)表現できないだろうなという、そういう小説における地文が好きなんだよ。
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本当はもっと細かく書きたいけど、面白くて面白くて、次々に読んでしまって感想が上書きされてしまう。せめてと思って毎日メモっててもどうしてもその日最後に読んだあたりの記憶が強いね。
今は、南の島の海でみんなで遊んだ記憶が強い。アルテアさんが完全に料理係。平和だ。また事件が起こるんだろうな。まだまだ楽しくて楽しみだ。