映画「変な家」を観てきました。
原作は読んでないけど、おそらく内容は全然違うだろうアクティブホラーな話でした。原作では(おそらく)現実的な解釈の域を超えないのだろうけど、映画は元の間取りから連なるネタを取り入れて、動きのあるホラー映画として上手く作られていると感じた。ただその分、映画版は、事件が現在進行形で動いているため、家に不法侵入したりされたり、どう考えても傷害事件な警察案件なのに警察には一切連絡しなかったりと、ホラーといえばそういうものなのかと思いつつも、普段ミステリー読みの人間としては気になって仕方なかった。
(ここから若干ネタバレ)
物語構成としては2段階にわかれていて、前半部分はホラーかと思ったら実は人の仕業でしたというミステリー風味で、この部分は個人的にとても好きだったのだけど、後半は、そこから謎の追求のため因習村に激突しますという、おそらく原作の雰囲気とだいぶ違うアクティブな話になっていて、最後のお屋敷でうろうろしてギミック見つけてそこから逃げ出してという場面は、すごくホラーゲームのシーンを思い浮かべてしまって別の意味で興味深くはあった。
ただ、こんなツッコミをしながらも、まあまあ楽しくは観れました。私は、謎があって→解決する、という構成のお話が好きなので、ホラー強めでも原作以上にしっかり解決はされているので、そこは寧ろすっきりした。面白かったです。