空ゴト日和

本とゲームに埋もれた日々

11/19

読了悪役令嬢に転生したので断罪エンドまでぐーたら過ごしたい: 王子がスパルタとか聞いてないんですけど!? (レジーナブックス)

頭からっぽにして読めるラブコメが読みたいと思って読んだけど、確かに頭からっぽにして読めたけど、そこまでラブコメでもなかった。いや、可愛かったけどね。

悪役令嬢に転生したと気付いてから、人生を諦めぐーたら過ごすようになったらがんがん太ってきて、それを王子がひたすらスパルタトレーニングで痩せさせようと強いてくるというお話。逃げる主人公と、追う王子という、糖分は全く感じられないものの、二人の距離感は近くてそこは中々良い。だがしかし、糖分はない。出てくるヒロインらしき人も明後日の方向で変な人で主人公にはあまり絡んで来ず、巨悪があるわけでもなく、シリアスな展開もなく、全体的にギャグ中心なお話。最後に、想いを伝えあった後も何か変わるでもなく、二人は二人のままで、可愛らしい二人だったなと楽しませて頂きました。

 

よう実、11.5巻の感想を読メでちらと見たんですが、あの最後を好意的に捉えてる人がわりといて、びっくりしました。激しい感性ギャップ。ど率直に書くと、どう考えても軽井沢さんの心を弄んでるようにしか見えないんだが。こっちは続きが怖くて読めないくらい鬱になってるんだが。そうなのか、あれを、綾小路の成長に繋がるといいね☆みたいに考える人もいるのか。よう実、ちゃんと読みます。

 

 

11/18 ホラーエンド~の続き

「ホラーエンドは始まらない」https://novel18.syosetu.com/n9063ea/

最新まで読み終わりました。

昨日書いた感想を訂正したいくらいです。ラブコメ読んでたはずが、いつの間にか「ぼく地球」(ぼくの地球を守って)読んでた気分です。というか、異世界転生じゃない転生ものってぼく地球くらいしか知らないので、それ思い出しました。

初期のオフィスラブコメはどこ言ったんだ。しかも自称"普通"の主人公がホラー小説の世界に転生したなんて始まりではあったけど、寧ろ元の、前世の世界こそガチラノベ的世界で、主人公は、特殊な立場の人間で行動が制限されてて、最後は壮絶なBADエンドを迎えたらしいものの、記憶が穴あきで詳しくわからないという状況から、徐々に夢に見たり、まわりに同じ転生者が現れることで記憶が少しずつ蘇ってくるという、いやほんと、めっちゃ転生ものだった。いろいろな立場の人間が実は前世で関わりあった人という、前世エピソードを随所に入れてくるんだけど、話が進めば進むほど、主人公が異様な環境にいたということがわかり、主人公自身もやばいやつということがわかる。面白くはあるんだけど、ここまでドシリアスを望んだわけではなかった。私は2章までの恋愛編が楽しかったよ。いや、面白いよ。面白いというか先が気になって仕方ないんだけど、気になり過ぎてしんどいんだよ。作品自体が不定期なので、次はいつなのか。心を押し殺して待ちたいと思います。

 

 

11/17 ムーンライトノベルズ(国領あき)

国領あきさんの「ホラーエンドは始まらない!」https://novel18.syosetu.com/n9063ea/

を読んでます。いやめっちゃ面白い。めっちゃ面白いです。

現代転生イケメン多めなオフィスラブコメ幽霊バトル系もあるよなお話。てんこもり。どの成分が一番強いかといえばラブコメ、次に現代転生部分かなぁという。

ある日主人公は、この世界が、ホラー(というか幽霊と対決する術者ものファンタジー)小説の中で準主役の隣に住んでる普通のOLつまりモブ役であるということに気付くというところから始まる。しかし小説の内容ががっつり関わってくるというより、別のパラレル現代に転生してしまったという事実が大きめ。めちゃくちゃシスコンな兄に門限を決められ、恋愛もままならないという日常を送っていた主人公はある日、それまで接触のなかった課長に色々あって流されるまま食われちゃう。そしてその相手が、避けていた小説に出てくるキャラクターである芹沢七緒であることを知る。元々主人公は七緒というキャラが好きで仕方なかったので、すぐに惚れ込んでしまいという部分でこれはオフィスラブと思いきや、兄の部下に前世の弟がいたり、ただのシスコン兄だったと思ってたキャラが実は小説の原作者だったりとがんがん前世部分も絡んでくる。

個人的にすごく好きなのが、前世弟くんとめっちゃ仲良いところ。こっちではもちろん他人なんだけど、恋愛ではなく姉弟としてすごい仲良い。他人が見たら何だこれはというくらいの気安さでまわりの戸惑いが笑える。しかも、現恋人はそのことには一切嫉妬しないんだけど、現兄がなんだこいつはと嫉妬する。しかし兄は恋人のことは信用していて嫉妬しないという謎の三角トライアングルが発生している。

まだ2章途中までしか読んでないので、感想変わるかもしれないけど、今の所めっちゃ面白いです。できれば、そこまでシリアスにはいかないでコメコメしていて欲しいなと思いつつ読んでいきたい。

 

よう実も読んでますよ。1年生編終わったところまで読んだんだけど、軽井沢さんのところで、ぇ~っとなってしまって、いやそこからどうなるかわからんのだけど、もちろん最後はハッピーエンドにはなるだろうけど、それでも、いやいや女として、なんか幸せハッピーラブコメ読みたいなぁ!と無性に思ってしまいムーンさんでラブコメ検索をしてしまったのです。ありがとうホラーエンド。めっちゃ楽しいです。

よう実は前回なぜ放置したのか思い出しました。軽井沢さんに不穏フラグが立ったからです。ずっとそうだけど、軽井沢さんがかわいそうで見てられない。DV夫にそれでも好きで離れられない女を見てるようで居た堪れない。

 

11/14

読了ようこそ実力至上主義の教室へ 7 (MF文庫J)

最近、よう実の続きを読み始めました。めっちゃ面白い。

ちょっと前(わりと前?)アニメ化した際に1話見てこれは面白いと原作を一気読みして、その時点で出てる部分を読んだ後は、放置してたんだけど、2年生編が始まったと噂に聞いたので、そろそろ読んでみるかと再開したのですが、いやいや、めっちゃ面白いですね。しかも龍園編終わったあたりから男キャラめっちゃ増えたし、いや、クズ系最強主人公最高ですね。早くズタボロになって欲しい。 

 

ところで、ラノベであろうとなんだろうと、既刊がたくさん出ている作品のあらすじ欄ってすごいネタバレなんですよね。何なら、表紙すらネタバレに感じる。自分は、ネタバレはとにかく見たくない派閥なんで目を逸らしながら買ったんですが、それでも表紙なんて見える、これを阻止するにはとにかく早く読まなければいかんわけで、しかし、早く読むには勿体ない、という思いが同時に存在して、なんか読みたくない、いや読みたいという気持ちが今めっちゃ同居してます。この、面白い、先が早く読みたい、と思い続けられるこの状態が実は一番楽しいんですよね。早く先読みたいです。

 

11/6 ムーンライトノベルズ(悠月彩香)

悠月彩香さん『昼行燈のお師匠さま、オレ様憑き』(https://novel18.syosetu.com/n6936cd/)を読みました。

めっちゃ面白かったのに、最後までいって、連載休止中と知ってしまいました。相当昔の作品だった。続きが読みたかった。(いやまだ諦めてはいけない)

昼行燈なお師匠さま・リオンと、その中にいるオレ様人格のダークシェイルとの二重人格っぽい二人に翻弄されるラブコメ(?)みたいな、はっきりいってめちゃくちゃ好みでした。始めはオレ様好きで、読み始めたものの、読んでいくとリオンもさあ、そもそものほほんとしてるくせ実はめちゃくちゃ強いからいざという時の切れの良さは最高だし、どっちとくっつくんじゃい!と思っていた中、作品が中断されててもう気になって気になって。個人的にはどっちかと離れるのは嫌なので、両方で仲良くしたらいいじゃない!と思うのですがどうなんでしょう。いや、もうマジで、続き、続きを作者様お願いします。この手の作品は作者様が生きてる限りチャンスはあると考えているので待ってますね。

ちなみに、この作品、ムーンさんには直接はリンクされてなかったのですが、悠月さんが自サイト(Forbidden Lovers...)を持ってるとのことなので移動して、見つけました。悠月さん自体は、ムーンさんのコメディ検索から「堅物竜騎士の(教育的)恋愛指導」が引っかかって、これは竜の村で育った少女が村の存亡の危機のため意味も知らず子種を下さいと公言し、それにアタフタする堅物騎士様という構図なお話(ティアラ文庫で11/16発売らしいですよ)で、いや、これも面白かったんですけど、個人的には、昼行燈とオレ様のお話が超絶好み過ぎて、なぜか、自サイト持ってる系の人は昔の作品に惹かれること多いんですよね。なぜでしょう。関係ないけど、糸森さんの「シーアンドシー」はいつまでも待ってますから。

まだ他の作品を読んでないのでこれからなのですが、ちらほら書籍化してる作品もあるようで、電子書籍は読めないけど、紙の本のうち何かを買いたいなと思っています。

 

10/31 最近読んだ本+α

どこの家にも怖いものはいる (中公文庫)

三津田さんって感じのホラー怪談ミステリーだった。短編的な怪談が5つあり、それらに奇妙な共通点があると探っていく話。怪談にしては整合性が取れ過ぎているが、ミステリーとしてはイマイチまとまりがなく、その中間ぽい感じかなと。怪談ものが好きなので、個々の怪談は面白かったけど、それを繋げて連携したいなら、もうちょい明確な答えも欲しかったかなとも。久しぶりに三津田さん読んだけど、また読んでいきたい。

コンビニたそがれ堂 (ポプラ文庫ピュアフル)

前々から名前は知っておりいつか読みたいと機会を窺っていた作品。思った以上に温かく優しい作品でした。個人的には桜の話がSFチックで面白かった。ファンタジーとSFは紙一重。猫の話は良い話ではあったけど悲しくて、こういう話は苦手です。テレビの話は、すごく時代を感じてしまった。発想の転換!というのもあったけど、それ以上に使えないテレビを、そこに、え、邪魔では、と情緒もくそもない感想が最後に来ました。村山早紀さんは、お初に近い作家さんなので、これからもちょいちょい読んでいきたいと思います。

 

この前、鬼滅映画観てきました。鬼滅はアニメ見てるだけのゆるふわ勢なのですが、炭治郎のメンタルつよつよなのがとても気持ち良いですね。

 

10/20 ニコニコ撤退

叡王戦がニコニコ撤退と正式に発表されまして、私もちょっと前にプレ垢撤退してきました。

ニコニコは叡王戦のためにプレに入ったので、ある意味当然なのですが、プレから一般に戻ると色々面倒で、もはやニコ自体に入ることが減ってしまいそうだなと思ってしまいました。ゲーム配信や実況だったりもぶっちゃけyoutuveの方が多く見ていたりして、いや、ニコニコにはニコニコの楽しさというのが確実にあるんですけど、その楽しさって、いわゆるライトに楽しむようなものではなく、オタク的にがっつり楽しむような何かだと私は感じているので、つまり、自分的にがっつり楽しめる何かがなくなってしまえば、そこにいる必要はなくなるんですよね。ニコニコ自体は好きだし、何とか復活して欲しいと思ってるけど、目指す方向が何やら見当違いに見えて仕方ない。ニコとしてはやはり若い新しい視聴者を手に入れたいのだろうけど、ぶっちゃけ他の競合他社と同じ方向を向いて追いつこうとしたってダメでしょう。"違う"からこそ利点があったのにその違いを消してどないすんねんと。まあ今更ですけどね。将棋関係なかったね。でもニコニコ将棋は本当に好きだったんですよ。ニコニコでやってたからこそ、私は将棋見ることが好きになれた。アベマの放送なんてアレ、ただのテレビ放送と同じです。アレは将棋知らなかった時代の私が見てもきっと嵌ることはないでしょう。ニコニコ将棋が楽しかった理由の一つが将棋全く知らなくてもコメント見て楽しめたというのがあった。叡王戦見だした始めの一か月くらなんてルールすら知らなかったし、調べもしなかったからね。一応言うと、それでも楽しく見れたんですよ。もはや懐かしきあの時代。将棋を見るきっかけを作ってくれてありがとうニコニコ将棋。さようなら。