空ゴト日和

本とゲームに埋もれた日々

6/28

篠原悠希『幻宮は漠野に誘う』を読み終わりました。

シリーズ4冊目。新章開始編。

今回は今までと違い冒険の話でした。遊圭が大変立派になっておられてとても感慨深かったです。後宮編では、女装して、バレたら死罪と大変な状況なので、色々なものが制限されてたわけですが、今回、命の危険はなくなったはずが、逆に今まで以上に命の危機に陥り、かつ国の命運まで託させてしまうという緊迫状況に陥って、それが遊圭の何かを目覚めされたのか、玄月もいないという状況の中で遊圭自身が判断したり指示したりすることか多く、新キャラのルーシャンからはおまえ何者だ、と言われる始末です。逆に個人的には玄月がちょっと心配になりました。遊圭の方がかなりの勢いで成長しまくっており、しかも思いのほか優秀だったりして、それまで絶対優位だったはずの玄月がこれをどう感じるのかとても心配です。この心配が杞憂であることを願いたい。

いや、もう本当に面白かった。ここまでシリーズが続いてずっと面白いとか信じられない。有難い。嬉しい。感情が整理できないので語彙力が死んでるけど、これ以外の本を挟むとかちょっと無理な心境なので続きも即読みます。

 

今日は棋聖戦第二局でもありました。

聡太さん(アベケンさんの言い方がかわいかった)は、今回和服姿と相まってか凄みがありましたね。何だか全然負ける気がしなかったのですが、本当に最後まで危なげなく勝ってしまわれました。できれば9日で決めてくれたら嬉しい。なぜなら休みが9日しか取れなかったから。王位戦はゆっくりでもいいです。なぜならどうせ休みが取れないからだ。