空ゴト日和

本とゲームに埋もれた日々

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読了なんでもない一日 シャーリイ・ジャクスン短編集 (創元推理文庫)

読む順番間違えたかもしれないシャーリィ・ジャクスン初読みです。ジャクスンの色んな作品を集めたとあったけど、本当に色々で、全体的に、薄暗い、悪意と、理不尽で、不合理な、落ち着きのないオチが多いなという印象です。初めは短編からの方がわかりやすいかなと手に取った作品だけど、逆にわかりにくくなりました。長編から入った方が良かったかもしれない。

オチがちゃんとないミステリーというのが苦手で、面白かったのは、悪魔を騙くらかす話や、未来を預言する子供が出てくるファンタジーよりの話だったり、少年と泥棒女が電車に乗り合わせる童話チックな話だったりというミステリー以外の話です。"ミステリー"っぽい話になると途端に、オチが曖昧になったり不穏な雰囲気を残して終わるものが多く困りました。ちゃんと長編を読んでみたい意識もあるので、またいつか読みます。

アニメ『裏世界ピクニック』を見ました。

原作は好きだったのですが、やっぱアニメ向いてないなと思いました。出来が良いとか悪いとかではなく、『虚構推理』や『バチカン奇跡調査官』の時も同じことを思ったので。多分続きは見ないかなと。私がダメだったというだけではなく、アニメ界的にもそんなに評判は良くない気がします(良かったらごめんなさい)。多分、この手のものをアニメ化して成功させるには、そのままではなく何かしら大胆なアレンジが必要なのでしょう。