空ゴト日和

本とゲームに埋もれた日々

10/8 「薬の魔物」回顧録メモ(311-331)

「薬の魔物の解雇理由」読み返しメモなのでネタバレです。

アルテアさんの初ちゅうはいつだったかなと相変わらず考えながら読み返してるんだけど、薔薇の祝祭1年目(311/980)でなんとノアが唇にちゅうをやってのけていた。いや、ノアは家族相当なので、今でも相当結構やってるんだけど、流石に早い。アルテアはどうかなと思ったら、良い雰囲気でネアの顎に手をかけたところで、ウィリアムに場を戻されてしまったので、何できず。カードを送った時にも、ネアからは悪ふざけかなと思われてたし、ここからしばらくはアルテアの執着は全部ふざけていると思われるわけだが、大体自業自得なので仕方がない。

後、ジーンからの薔薇をさり気なく奪いとり、指輪を贈った魔物から離れるなとネアに謎説教をしてくるアルテアがどの面すぎておもろい。アルテアは、すごく関わってくるのに、絶対に好意的なことは言わないので、冷静に考えたらおまえは何なんだと困惑しかないんだよ。メタ的には好きって知ってるけど、そりゃあ好きだろうと思うけど、決して口に出しては言わないから、高位の魔物がちょっと気に入った人間をからかって遊んでいるのかなと考えるネアは普通だと思うよ。

気象性の悪夢の話(320/980)ある意味、私が薬の魔物にすっころんだきっかけにもなった話。ここから、もうめっちゃ好き!てなった。これまで色々あったけど、それでもなんやかんやで仲良くなっていたアルテアがまさかの裏切りという緊急事態に私の心が震えあがったね。仲良いはずのキャラ同士が争い合うなんて最高の展開!しかも、お互い気心から知れすぎていたので、何かしでかすだろうなとある意味での信頼まであって、それでも、事が終わったら、こいつはこいう奴だから的な雰囲気で、まるで何事もなくそこにいるアルテアよ。アルテアがディノの首を切った瞬間の興奮は今でも忘れられない。正直、またやってとずっと思ってたけど、その機会はなく、ディノとアルテアは仲良くなってしまった。仲良しで殺し合う関係最高だと思うけど、あれは奇跡の瞬間だった。刺したり刺されたりする関係といえばウィリアムとアルテアもだったりするけど、バーレンのあれこれは最高でしたね。正直、アルテアに対するウィリアムのお仕置きも現場を一度くらい拝見したかった。

話戻。しかし、ネア視点から見ると完全に裏切りで、アルテア絶対殺すマンになってるにも関わらず、アルテア視点からだと、後で機嫌取るの苦労しそうだなとか、シルハーンは洒落の範疇だとか軽く考えていて(確かに洒落の範囲だった)、この落差にくらくらする。

ディノ視点(325/980)首を斬られてネアは死ぬほど心配していたというのに、一方のディノはといえば、悪夢のネアはアルテアが側にいるから大丈夫だろうと思ってるのが、ちょっとすごくアルテアを信頼してる。いや、これなんでだろうとわりとずっと思ってるのだけど、ネアがアルテアを疑っている時でさえ、なぜかディノはアルテアを庇う風な態度を取ることが多いんですよね。多少の騒ぎを起こしても損なうまでのことはしないだろうと。もはや仲良しであるという理由しか思いつかないのですが、少なくともディノはアルテアのことめっちゃ好きよね。ただ、アルテアはネアのその対岸に立った時の睨みつけるような視線が大好きなので、毎回本気で怒って敵対してるのは大変正しい態度ではある。

悪夢まわりが一段落して(327/980)謎の魔術師に対して、信用できるんだろうなというアルテアがまじでアルテア。この流れでおまえが言うのかと。ネアからしたら、信用できない危険人物代表みたいな感じだし、何なら普通は好意も持たないのではと思うので、ネアも大概な変わりものだと思う。アルテアは、ネアがネアで良かったねとしか言いようがない。

リンク貼ったり貼らなかったりしてるのは全部入れるのが面倒だからという適当な理由なのですが、まだこの読み返しメモをどうやっていくか測りかねています。

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10/7 「薬の魔物」回顧録メモ(215-242)

念のため、「薬の魔物」全シリーズのネタバレです。

「薬の魔物」も読み返しのターンに入り、何となく、アルテアがネアを守護するようになったきっかけや、祝福という名の初ちゅうはどこだったかなと、こういう時に年表的なものがあれば良かったのだけど、なかったので自分で探すしかなく、当たりをつけてクリッククリックでここかなというところで、大晦日の約束の話(217/980)を見つけた。

なんと、大晦日の怪物対策に毎年一緒にいて欲しいと言うネアに、対価として相互間守護を受けろという話だった。私の記憶力ゴミだから初見のように驚いてしまったけど、対価で守護を授けようとするアルテアに慄いてしまった。それが対価になるという事実に何の突っ込みもないのが笑う。しかも、ここで春告げの舞踏会に行くことも条件に上げていた。ここだったか。

翌朝のネア視点がここ(215/980)なんだけど、私の記憶力がまたゴミなおかけで、初見のように萌え転がってしまった。
目が覚めたら、アルテアの上で寝てました。という。今ではわりとしょっちゅう気軽に一緒に寝てる二人だけど、ここが初共寝かな。私の中の心のアルテアが情緒がどうとか騒ぎだしたけど、まだこの頃は情緒の話はしてなかったね。

アルテアと初めてのボラボラな話(234/980)アルテアの抱き上げに大変嫌がるネアが新鮮。初抱っこかな?そして魔術師なノアが登場。この時、アルテアが人間だなんていうから、読み手としては大変混乱するはめになる。魔物の第三席といえど、擬態見抜きに関しては実は信用ならないと知った回でもあった。

アルテアの初ちゅうどこだったかなと思い返しても全然覚えてないんだけど、おそらく何かの祝福的なしっかりしたものじゃなくて、何かのどさくさまぎれみたいな状況だった気がするんだよ。ちなみに唇にちゅうはものすごく後、途中からすごい心待ちにしてたのに中々来ないのでやきもきしてた。

取り敢えず、こんな感じでメモ&リンクしていこうかな。

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10/2 つぎラノ作品エントリーしてきた。

次にくるライトノベル大賞2022|つぎラノ

「薬の魔物の解雇理由」エントリーしてきた。

ここ1年に新刊が出ていて、2020年10月以降に刊行したラノベ限定で作品エントリーできるらしく、前回「薬の魔物」が4位に入ってたのもびっくりしたけど、今年も応募できるじゃん!てことで入れてきた。

「薬の魔物」を何とかあげあげしたいんだけど、イラストも文章力もないので、ランキング応募系があればがつがつ投票したい所存。

 

10/1 「薬の魔物」メモ~SSを見始めた。

「薬の魔物の継続理由」を読み終わり、あまりの喪失感にガチで気分が悪くなり、吐き気がして、その絶望に耐えられず、みんな何で平気なのかと狂うようにツイッターで薬の魔物検索をしたり、かなり情緒不安定だったのですが(本気で)、何と、桜瀬さんのツイッターSSを全然読んでなかったことに気付き、何と、まとめて下さっている方がいて、生き返りました。

ありがとう。本当にありがとう。

今度こそ、一瞬で読んでしまうのではなく、本当に少しずつ読みたい。本編読んでる時なんて、正直、終わり20話近くになると、楽しさではなく終わる恐怖の方が勝って、かなり正気じゃなかった。今でも正気じゃない。正直、今の私の心理状況は限定的な心療内科案件だと断じて欲しいくらいおかしいんだけど、「薬の魔物」以上の作品にこれから出会えるのか、出会いたいけど、想像できない。ここから先にこれ以上の作品に出会えないなんて絶望しかないと思うと、本当にしんどくて人生から目を逸らしたいけど、私の生きる意味は本しかないんだよ。正確には本ではなく、物語なんだけど。本当にもう、今でも泣きたくなるくらい、薬の魔物が私の理想の世界で、読んでるだけで、幸せになれる作品だった。

本気の弊害として、何を読んでも、でも薬の魔物には勝てないなと思ってしまう。作品なんて、勝ち負けなんて関係ないのに。自分に合うか合わないなのに。それでも、私の心が薬の魔物の世界を求めてそう思ってしまう。本来、悲しい時は、全然違うことをして気を逸らすことが正しいはずなのに、私の趣味は本しかなく(正確には物語)、なので本を読めばその同じ本繋がりで薬の魔物を想ってしまうのは冗談ではなくつらい。

唯一やってるアプリであるツイステとFGOをログインしかしてないので、そっちもちょっとやらなくてはと義務感を感じているんですが、義務感…。

10月アニメも始まるし、何とか気を逸らせるかな。それくらい面白いものに出会えるかなと期待はしています。

継続理由、最後の方の感想を少し。

ノアとアルテアの正体関連が間に合ってよかった。もはやめちゃくちゃ面白かったけど、もうあの頃には戻れないね。

アルテアの選択の失落の話。ひぃひぃ言いながら読んでた。最後の方に、こんな話を入れてくれてありがとう。

薬の魔物の登場人物たちは時間とともに少しずつ変化していってそこが本当に素晴らしくて、未来と過去のキャラの邂逅めいた話もその特徴で、アルテアさんの今昔を感じると本当に感じ入るものがありました。もっと先があれば、まだまだ色々あったのになと感じるとまた悲しくて情緒不安定になる。悲しすぎるので本当は考えたくない。なぜみんな笑って昔話をできるのか。

そして、とうとう読んだ、ツイッターSS。継続理由読んでる途中にSS投稿しますとか書かれていても、そこから読むわけにはいかず、むずむずしていたのですが、こんな風に終わってから読める機会があり嬉しい。そして、めちゃくちゃ面白い。桜瀬さんは文章だけで笑わせられる天才です。

「どちらか一人死なないと出られない部屋」は面白い過ぎた。全員あっさり物理突破してしまう。これは、セッしないと出れない部屋に閉じ込められてもあっさり出てしまうやつですね。真面目な妄想として(真面目?)、アルテアとウィリアムとネアが、誰かがセッしないと出れない部屋に閉じ込められたら、絶対アルテアとウィリアムでやるだろうなと思っていたのだけど、物理で突破されちゃいますね。

「タジクーシャに一緒に落とされて~」エーダリアが面白かったし、ネアのヒルドに対する態度が一貫して面白い。後、アルテアは一緒に寝ろよ、と突っ込んでしまった。皆同じ部屋で寝てるのに、よりもよって一番色めいた仕掛けをしそうなアルテアだけがわざわざもう一部屋取ったのが笑う。今なら一緒に寝てるね。余裕で。

ツイッターSSは全体的に楽しい話が多くて嬉しいです。

そして、解雇理由の読み返しも少しずつ始めました。そちらの突っ込み兼、感想も機会があればやりたい。

9/25 秋アニメの話と最近読んだ本

■今期秋アニメの話

前期アニメは結局どれも最後までは見なかったなと思いつつ、今期見る予定のアニメをざっと並べてみる。

・スパイファミリー2期

原作既読。最近では唯一アニメ化前から原作を知っていて1期も楽しめました。

チェンソーマン

原作未読ながら、めちゃくちゃ話題なので普通に楽しみ。

・ブルーロック

原作未読。まあまあ有名らしいので見てみようかなと。

・モブサイコ100(3期)

原作既読。大好きなので見たいけど環境的に見れないかも。

後宮の烏

原作既読。なぜアニメ化したのか。売れてるからだろうけど、決してアニメ向きとは言えないような。アニメ化決定ということでそろそろ読んでみるかという私のような人を対象にしたアニメ化だったかもしれない。

・悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました。

原作途中まで既読。はめふら枠かなと思うのだけど、私には合わなかったので、アニメピンとしてどうなるのかなと。作者の永瀬さらささんは好きな作品もあるのだけど、自分的には苦手な部類の作品が人気になってしまうので世間との好みの乖離を感じる。

・虫かぶり姫

原作1巻のみ既読。今期最大のなぜアニメ化したのか枠。後宮の烏と違って売れてるというわけでもなく、1巻読んだ限り、可もなく不可もなく普通の話だなと思ってしまったのだけど、その普通の少女小説っぽい王道さを押していこうというのか。アニメ制作会社がマッドハウスということで絵柄もよく、あまりに当たり会社すぎて正直ずる、羨ましい。アニメ単品としては楽しめるかもしれないので実はちょっと楽しみにしている。

 

私の場合、アニメに関してはよほど好きか、気合入れないと中々最後まで見ることはないので、今期もスパイファミリーとチェンソーマン(多分)くらいかなと思っているのですが、どうなんでしょう。他だと、ゴールデンカムイが前々から気になっているものの、全く知らないのでそろそろどこかで一挙視聴をしたいなとは思ってます。

 

■読んだ本の話

続・金星特急 竜血の娘(1) (ウィングス・ノヴェル)

前作の金星特急はすごい好きだったけど、最後がすごくキレイに終わって、外伝などは読まない派閥な人間なもので、間飛ばして続編読んでも大丈夫かなと不安だったのだけど、やっと読めました。

砂鉄とユースタスが死ぬほど好きだったことを思い出しました。もはや砂鉄とユースタスのために読んでいたといっても過言ではない。いやそれ以外も普通に面白かったのだけど、それでも砂鉄とユースタスの二人のあのシーンが私の中で全てを凌駕してしまった。本当に好きなんですよこの二人が。久しぶりに前作を読み返したくなりました。

続きがあるということが幸せで、多分すぐに続きは読みます。

 

最近「薬の魔物」の喪失感が半端ないので、積極的に自分にとって面白いと思える本を探していきたい所存です。

 

「薬の魔物」が好きすぎる私におススメのweb小説を教えて下さい。

「薬の魔物の解雇理由」を読んだ瞬間から、あまりに私の理想の物語すぎて、こんな小説が何年もwebに埋もれていたことが信じられませんでした。もしやweb界隈には、一般的には受けつけなくとも、私にとっては最良の小説がごろごろ転がっているのではないかと考えると気になって仕方がありません。

なので、薬の魔物の代わりなんて存在しないけど、薬の魔物は一生好きだけど、それでも生きる糧が欲しいので、「薬の魔物」に嵌った私におススメの小説があれば教えて下さい。

ちなみに、私は、ネアとアルテアの初期のピリピリした関係がすごく好きです。今の、ディノとアルテアとネアの奇跡の関係性もすごく好き。このような関係が他のあろうかと思うと本当に奇跡的なのです。宜しくお願いします。

お題箱

※しばらくトップに置いておきます。

9/18 このラノアンケに久々に参加しました。

宝島社主催「このライトノベルがすごい!2023」のWebアンケート

このラノアンケが始まった当初(一番ラノベ読んでた頃ですかね)、その頃に何度か参加していたものの、ここ数年、ラノベからはわりと離れて、少女小説系は読んでたもののランキングにあまり興味なく遠ざかっていたのですが、「薬の魔物の解雇理由」が好き過ぎて、何とかしてどうこうしたいという思いが強すぎて久々に参加しました。

もちろん、私一人の思いで何かがどうにかなるなんて思ってもいないのですが、ただ、何かをしたい、この想いを何かに発散しなくては心が持たないのです。

そんなわけで投票内容は以下

第一位「薬の魔物の解雇理由」(桜瀬彩香)

第二位「茉莉花官吏伝」(石田リンネ)

第三位「薬屋のひとりごと」(日向夏

第四位「作家令嬢と書庫の姫~オルタンシア王国ロマンス~」(春奈恵)

第五位「勘当されたので探偵屋はじめます!実は亡国の女王だなんて内緒です」(永瀬さらさ)

 

一位から四位に関してはわりとすぐ決まったのですが、五位に関してはめちゃくちゃ悩みました。正直、小野上明夜さんの「今日から悪女になります!」とどっちにするかかなり悩んだのですが、永瀬さらささんの方が書籍レーベル的にも知名度低くて、続きが出てくれるかわからない度が高いと思ったのでこちらにしました。小野上さんの方はビーズログだし、ワンチャン続きも出てくれるだろうというあわい期待を込めて外しました。でも、どちらも好きなので続きは出して欲しい。特に永瀬さらささんは、わりと作品出してるのに私が好きだなと思う作品に限って続きが出ないのだよ。何でだよ。

 

そんなわけで、「薬の魔物」の為に参加したようなものですが、いろいろ考えられてわりと楽しめました。