空ゴト日和

本とゲームに埋もれた日々

2/11 「薬の魔物」回顧録メモ(456)

薬の魔物の解雇理由」読み返しメモの為、 シリーズ最後までネタバレ注意。ゆっくり再読中。

(456)

前回通り魔的にバーレンの髪の毛を毟って、そのままリーエンベルクに帰るのは危険なのではということでアルテアの屋敷に一晩泊まることになる話。

何やかんやあって(魔術洗浄とか)アルテアさんのお家に一泊、というのはこれから先何度も出てくるのだけど、アルテアさんの家庭的な一面+世話焼き属性が発揮されるのってここら辺からなんですよね。お家に来てくれた人を真っ当にもてなすというか、ディノが全く無頓着な分、ネアだけじゃなく必然ディノの世話まですることになるのが完全に二人の保護者。けど、ネアに対しては二人で協力し合って、この三人のバランスが奇跡的すぎて本当に好き。

ディノネアが腰ひもムーブでいちゃいちゃしてた中、帰ってきたドン引きのアルテアさんに対し、お腹すきました!ご飯は何ですか!と強請るネアちゃんが最高。しかし、それに対しまずお腹の心配をするアルテアさんがお母さん。この時のアルテアさん、自分のせいでというのもあるけどめちゃくちゃ優しい。優しすぎてもうこれがデフォなんじゃと思いかけるも、ここまで優しさというか心配を表に出すことは稀だし、時間が経てば自分でもちょっと優しくし過ぎたんじゃないかと魔物らしさを取り戻してエンドレスなのもまたアルテアなんだよ。好き。

この後、食事を作って、仕事と今後のことを話し合いながら仲良く食事をする三人が幸せそうでここに一つの家庭がある。一生仲良く暮らしてくれ。

翌朝、同じ香りの三人に唖然とするアルテア。折角個別に石鹸シャンプーを用意したのにお母さんのものを使ってしまった子供たち。かわいい。いい匂いがしますとディノをくんくんしてぎゅっとしたいというネアに、「少しだけだぞ」なぜか名乗りを上げるアルテア。この後ぎゅっとしたのかしてないのか。

漫画でいうなら、カバー裏とかでぎゅっとしてるシーンとかをおまけで見たいみたいなシーンだ。漫画で見たいよー。ここまで来るのか。

アルテア屋敷での一幕が終わって次はバーレン決着かな。

FGO7章クリアしたと思ったら奏章が始まった。ぎりぎり間に合った気分ではある。取りあえず、まだまだ続きそうなのは嬉しい。

ほとんど人は、物語は綺麗に終わって欲しい欲があるみたいだけど、私は終わらない物語が好きだから。どんな作品も終わらないで続いて欲しい。無理なのはわかってるけどそれでもずっと続いて欲しい。終わった先の世界を想像させて欲しい。こういうところが本当にくすまもは理想なんですよ。私がミステリー好きの一つとして探偵シリーズものは基本終わりがないというのもあ。終わるのもあるけどまあ大体ぼんやり続く。そういうのが好き。そういう意味でくすまもみたいに明確にキャラクターが成長するファンタジーでありながら、ずっと続いていきます宣言をしてくれたくすまもは本当に救いだった。一生好き。もうこんな作品に出会えるなんて思えない。ずっとずっと大好きなら永遠だよ。