空ゴト日和

本とゲームに埋もれた日々

1/27 「薬の魔物」回顧録メモ(438-452)

薬の魔物の解雇理由」読み返しメモの為、 シリーズ最後までネタバレ注意。ゆっくり再読中。

前回で焼肉弁当の話が終わり、閑話を挟みとうとうバーレン事件の始まり、と思ったら終わった。面白すぎて、我慢できずに一気に読んでしまった。2周目なのに。もっとゆっくり読め。


(438)お買い物回。

7月、くすまも世界は、季節の行事がみっしりで、ここまで丁寧に消化してたらさぞ楽しいだろうなと思う。
もうすぐ夏、ということで、ディノの毛布の巣をどうにかすべく、寝具売り場で夏用ブランケットを買いに行ったり、その他、サマードレス(夏服)、限定文具、トトラさんへの暑中見舞い用葉書、ザハのケーキ、水鉄砲(後に激辛鉄砲に改造)などのお買い物回。今のところ、くすまも公式グッズは、作者の残り香のような(監修した)作品ばかりしか発表してないけど、世界観的にネタだけはたくさんあるので、公式はそろそろ思い切ってオリジナルグッズを作り始めてもいいんですよと言いたい。

441-452)とうとうバーレン事件開幕

・ムグリスディノ爆誕

アルテアさんがアルテアさんなりに気を利かせて呪いをリーエンベルクからは遠ざけたのに、よりにもよってイブリースがアホすぎて呪いをネアたちの元に届けてしまう。しかし、この事件によって、ムグリスディノは誕生するし、バーレンと知り合えたしアルテアさんとの関係も前進したしで終わってみればなくてはならない事件だったので素晴らしい因果だった。しかも、この先、常態としてネアの胸元に入ることになろうだなんてこの時は思わなかったね。ムグリスはイラストなんかだと少し大きめに見えるけど、私の感覚だとハムスターくらいの大きさじゃないかなと思ってるんだけど、胸元に入るくらいだからね、どうなんだろう。少し大きめのハムスターと考えると、めちゃめちゃかわいくて愛らしくてネアちゃんがくらくらくるのわかる気がする。

・ウォルター登場

顔見せはあったがダリルの弟子としてはがっつり初登場。しかし、この回はウォルター自身よりもガヴィレーク視点の代理妖精会議などが印象的。かつてのダリルやヒルド。今が幸せすぎるため、この手の過去話は見ていてひたすら楽しい。ところで、老人ムーブしてるキャラを見ると反射的に、でもディノやウィリアムやアルテアの方が万単位で長生きしてるんだよなと思っちゃう。

・アルテア登場

囮用ムグリスを捕まえて、港へ出るとアルテア登場。そして、出会い頭に蹴られる!アルテアに蹴られた!このシーンが死ぬほど好き。大して打撃にはならなかったにしてもネアを直接的に攻撃したの多分この時だけの気がする。ネアと気付かずにだし、気付いてすぐ治癒をかけたみたいだし。もっと蹴って攻撃して欲しかったな。しかし、実際はどうなんだろ。アルテアはネアをネアと知って攻撃できるもんなのかね。お仕置きだの何だのと不穏な言葉だけは吐くシーンはあれど実際何かするシーンはないからね。敵ムーブしてる時にもっと敵敵してほしかった。これはもう、そうずっと思ってる。今の信頼感ましましのアルテアじゃダメなんよ。だから影絵に私はとても期待をしていたのですが、原作はもう…うっ…

・海の精霊王・セレスティーア様登場

セレスティーア様のイラストが早急に欲しい。でないと私の中でいつまでもゴマちゃんなんよ。ゴマちゃんとアルテアが真面目にシリアスに会話してるのシュールでならない。ここから、アルテアとネアがしばらく一緒に行動するようになるんだけど、この時の選択問答がとても好き。本当に好きなんだけど、ここ映像なり漫画なりになったら、ただ喋ってるだけの画になってしまってとても表現が難しそうだなと思ってしまった。くすまも漫画読むようになって改めて思うけど、くすまもは心理描写メインだし文章自体が美しくそこにこそある価値もあるので、これをどう表現するかはそれぞれのオリジナリティにかかってくるんだよ。なので原作通りは絶対無理なので、怖れずオリジナリティを発揮して頑張って頂きたい。

・ウィリアム登場

海から地上に出て、アルテアの機嫌が悪かった理由が判明。アルテア、いつも勝手に勘違いしてネアに怒ってる。ちょっとずつ今回の事件のいろいろがわかってきたあたりでウィリアム登場。ウィリアムとアルテアのかっこいい戦闘シーン。ここは本当に、ここだけアニメ化してくれ。多分くすまも至上一番かっこいい戦闘シーンここなんだよ。

"ウィリアムに対して親族的な安心感がある"とこのワードで思ったんだけど、グラフさんみたいにネアの祖先的な何かと関係があったのかなと思ったんたよね。もう知る由はないけど。

・アルテアを取り戻すシーン

何回見ても、ネアの結晶じゃりじゃりもぐもぐシーンは壮絶。大切の人だからといってもこんなことそうできることじゃないと思うのに、それをネアはアルテアは自分のものだからとそんな理由で取り戻すんだよ。結晶石にも認められたアルテアはネアのものです。解雇理由の後半あたりになる頃から、たまに、アルテアはネアに尽くし過ぎかなと思う時があるんだけど、それでもこのシーンを見るとそれに似合う思いをネアはちゃんと持ってるだなと思う。

そして、アルテアさえ取り戻してしまえば、もはや事件は終わり。多分、この辺から、アルテアのネアに対する世話焼きムーブは増えていったんじゃないかなと何となく思う。何となく思うだけで、もしかしたらまだまだ転換期はあるかもしれんが。

バーレン事件は一応終わり。
この話はアルネア好きから見ても好き好きすぎて冷静に語られない話のうちの一つなのだけど、敵になったアルテアに対し、そんなこともある、そこが魅力の一つであり変えようとは思えない、敵ならば全力で敵対するが、だからといって嫌いにならないというネアの心の在り方が本当に好きで、そのままのアルテアをあるがまま好きでいてくれるネアにアルテアはどれだけの思いを感じたろうと、思うだけで吐きそうになる、私が。

この後は、事後の蛇足とバーレンのギャグオチ回かな。次の大きな事件とか全然覚えてないので普通に楽しみだ。そろそろヨシュアは来てもいいんじゃない。まだかな。