空ゴト日和

本とゲームに埋もれた日々

3/31 「薬の魔物」回顧録メモ(473-475)

薬の魔物の解雇理由」読み返しメモの為、 シリーズ最後までネタバレ注意。ゆっくり再読中。

幕間のような話が続く。

(473)
ゼベルと家族の話、と見せかけて彼らから見たネアたちの話。
死者の王がディノにだけ敬語だから...という話をしてて、そういえば、ウィリアムは敬語キャラのように見えて、実はディノとアルテア(時々タメ)にだけ敬語だったなと。
ゼベルの家族たちがディノはやばいやつだから手出ししないようにと畏れ慄く話。改めて思うけど、知らなかったとはいえ、リーベルはすごいことをした。本当によく生きてたね。ディノは優しい。

(474-475)
各種族の第十二席までしか入れないというサムフェル市場の話。人間の席次の話はこの時はまだ出ない。
上げ下げ屋。
選択の魔物に翼をもがれた云々という話がちらっと出てきたけどアルテアが悪さをしている片鱗を見るとふふってなる。
アルテアはネアに対してだけは甘々だけど、色んなところで相当な悪さをしていて、そのままのアルテアが主人公陣営にいるというが本当にくすまもならではのことで、普通は、悪いやつが主人公の見方になったら悪い事はやめましょうみたいな雰囲気になるのに、そうはならないこの世界観が好き。

シュガアプ読んでると、あっちも妖精と人間の恋愛でもあるので種族は違っても同じだよね感が強く出てて、改めてくすまもみたいな違うからこそ一緒にいれるというネアの特殊性が浮き彫りになってすごく好き。これは世界観ではなくネアの問題だと思って、ネアは自分が人を殺した人の輪から外れた存在だから人とは一緒にはいられないと思っていて、だからこそその観点から外れた存在である魔物なら一緒にいれると思っているところが奇跡のような関係で、みんなハッピーになれるところが本当に良い。