空ゴト日和

本とゲームに埋もれた日々

5/26 古宮九時作品をずっと読んでた。

古宮九時作品をずっと読んでました。相変わらず一つの作品を読みだすとそればかりに脳がかかり切りになって何も出来なくなります。途中の感想メモなんてものは私には出来ないのだ。読み終わったら何かしら書こうと思いつつも、読み終わらないので。でもとうとう5月も終わりなので途中でもメモる。

Unnamed Memory -after the end-I (電撃の新文芸)

本編6巻分+続きの1巻まで読みました。
1巻~3巻までのティナーシャとオスカーの関係性が好きすぎて、どん底に落とされて、正直そこからまだ這い上がれない。その気分を引きずったまま4、5、6と読んで、最後また落とされたんですよ。人の感想を見てないので他の人がどう感じているかはわからないけど、記憶が統合した彼らは1巻~3巻までの彼らとは個人的には別ものだと思っているので、つまりどう転んでも私が好きだった彼らは、ある日、あの時、突然に消えてしまったんですよ。それがしんどくていまだに引きずってる上に、それを感じてるのが読者だけというのがまた、この気持ちをどこにぶつければいいのやらという謎の感情を持て余している。もう少し時間が経てば冷静になれるのかもしれないので、落ち着いたら、落ち着いたらね。

月の白さを知りてまどろむ (DREノベルス)

アンメモがつらすぎて他の作品をと手にとったのがこれなんだけど、これはすごく面白かった。正直、アンメモのせいで、この先地獄が待ってるんじゃないかと不安もあるんだけど、今のところ古宮九時作品の中で一番好き。

Babel I 少女は言葉の旅に出る (電撃の新文芸)

Webで人気だったのに、電撃文庫で打ち切られたという情報だけは知ってた。読んでみたら、なるほどなと思った。キャラクター小説というよりSFチックな雰囲気を感じた。キャラクター自身の物語というより、”世界”の方を主軸にしたような。正直いうと、上2作品に比べ、キャラにそこまで思い入れがないため、めちゃくちゃ冷静に見れてる。普通に面白いんだけど、多分、キャラに何があってもそこまで動揺しないだろうなって。アンメモは、好きすぎてもう無理、な位置なんだけど、これはどっちがいいのか自分でもわからない。自分の感情を揺さぶったのはアンメモなんだけど、冗談じゃなくて続きを読むの怖いのよ。対してバベルは、普通に続きが気になる。現在2巻まで読んだけど、この世界が何なのか解き明かされるのがとても楽しみ。後、現状、ラルスと雫の関係性がめちゃくちゃ好きなんだけど(バチバチにやりあってる男女が好き)、危なかった。この二人が正カップルだったら私の情緒がやばかった気がする。でも多分違うのだろうので、一歩離れた位置から見れてるのだ。

読めなかったのは時間がないとかではなく、感情的にしんどくて続き、ちょっと、また、後で、取り敢えず別の本を読もうかなという心境のせいです。主にアンメモ。バベルを先に読んでたらもうちょっとすらっと読めてたかも。この先のバベルが地獄ではないとは言い切れないが。世の中には、しんどい=好き、な人もいるだろうけど、私は、普通にハッピーな話が好きなので、キャラが好きになってしまったにも関わらず地獄が待っていたら普通に嫌なのよ。幸せな物語が読みたいのだ。

取り敢えず、バベルはすぐ読むかな。