空ゴト日和

本とゲームに埋もれた日々

5/27 読んだ本とカドカワ祭り

警視庁魔獣対策室 狼刑事と目覚めの賢者 (角川文庫)

かつて魔王を倒した最強系賢者が、科学の発達した現代に目覚めて無双するタイプの刑事ものな話。
魔法は最強でも、現代科学に疎い賢者が細かい事件に関わりつつ、少しずつ現代に馴染んでいく様を見ながら、読者がこの世界の仕組みを知っていく流れは自然でとてもよく出来ていると思った。ただ、個人的な面白さでいえば、短編事件簿といった感じで、あまり大きなシリアスな話はなく物足りない感じも。この先シリーズが続けば面白くなりそうな気配があるので、ぜひこの世界の先も読みたい。

この手の何とか大賞ものは、大賞よりも優秀賞を読みたくなるタイプなんですよね。世界観が独特で良かったです。

カドカワの50%還元祭りは何だかんだで満額(2万ちょい)まで買いました。上の角川作品も祭りがあったから買おうと思ったもので、本当に有り難い。流石大手。またやって下さい!

ちなみに祭りで買ったやつは、「アンネームドメモリー」全巻、「バベル」全巻、「月華国奇医伝」(漫画)全巻、後は、ビーズログ文庫、富士見L文庫、角川文庫系など数冊。今、この時に古宮九時作品に嵌れたのは本当に良かった。

またやって下さい!