空ゴト日和

本とゲームに埋もれた日々

1/4 本は食

読了転生したゲームの世界で崩壊フラグをへし折ります (フェアリーキス)

夏目みやさんは相変わらず良きです。

まわりから怖れられている王子に世界の崩壊フラグを折るために近づいたら、意外に怖い人でもなくて興味持たれて仲良くなっていく系な王道テンプレ。主人公と王子をやたらとくっつけようとする王子の兄と母が面白すぎました。全体的にライトな雰囲気で楽しめる作品。面白かったです。

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この前、年間総括で読了本を眺めているときにふと思ったのですが、web系な少女小説をめっちゃ読んでるのに、印象に残ってる話があまりないなと。悪役令嬢系の話とか読んでる時は、ちゃんと面白いのに、具体的にどんな話かは忘れてしまってるものが多く、それで良いのか?とちょっと考えてしまいました。でも読んでる時はちゃんと面白くて、楽しい時間を過ごせている。それで、思ったのが、これって、おいしいとわかっている小粒のお菓子をつまんでる感じなのではと。もちろんそれだけ食べてても飽きが来るので、辛いのや重いのもがっつり食べたい、でも、疲れてる時はわかっている甘さで癒されたい。そんな存在が私にとっての王道テンプレ少女小説なのではと。まあ私は、お菓子食べないんですけどね。食べないというか買わない。お菓子って何のために食べるんですかね、と特大ブーメランが返ってきそうになるのでこの話題は終わる。閑話休題。つまり私にとって、本は食、食べた端から忘れていっても、その時は確実に私に楽しさと癒しを与えてくれる存在で、私の生きる糧となっています。読んだ端から忘れていって謎の罪悪感でそんなんでいいのかとちょっと思ったけど、別にそれでも良いよね。なんといっても食だもの。目の前の甘い好物は食べたい。そんなわけでこれからも少女小説をがつがつ読んでいきます。自己完結。