空ゴト日和

本とゲームに埋もれた日々

8/21 本の感想とFGOメモ

地球星人(新潮文庫)読了

村田沙耶香さんは何冊か読んでるけど苦手なやつだった。自分を宇宙人と思い込んでる、とあらすじにあったから、三島由紀夫の「美しい星」みたいな奴かなと思っていたら全然違った。子供時代に精神的虐待をされていた主人公が、自分は違うからと思い込むことで心を保たっていたところから始まり、色々あって大人になっても社会に馴染めず自業自得で最後破滅してしまうという最悪の話。これだと、まるで、子供時代に問題があったから、大人になって問題ある人間になりましたみたいな感じに見えて、とても嫌だった。「コンビニ人間」の好きなところは、主人公は普通の家庭で、普通に育って、なのに社会に馴染めず、それでも最後は自分の思うまま道を進んでいくという、とても希望に溢れた話で(解釈に諸説あるのは知ってる)すごく好きだったんでけど、「地球星人」はただやるせなさだけが残った。じゃあどうすれば良かったのかと言われれば困るんだけど、子供時代は誰か助けろよと思ったし、大人になってからも、全てから逃げて一人で生きていく道はあったはず。最後のシーンは、主人公だけはぎりぎりの所で留まれた部分もあったのに、地球星人に洗脳されたいと願っていた主人公は、結局最後は、宇宙人側に洗脳されてしまったんだよ。悲しい。やはり一人こそ最強。(と、思ってしまう自分がいる)

ところで、あらすじ見た時、三島由紀夫を思い出してしまったのだけど、「美しい星」は実は読んだことないので(話の筋だけ知ってる)、ちゃんと読みたいなと改めて思いました。


最近、FGOが楽しいです。

ハンティングクエスト(骨)が始まりましたね。個人的に、オダチェンなしの3Tで回りたいので、自分の手持ちから考えると、カルナ+オベロン+金時(カレスコ)で落ち着きました。全部宝具1だけど、金時がLV100+金フォウマ済なのでそこそこ強いです。こう考えると、LV120解放はエンドコンテンツと言われてるけど、微課金勢からすると、課金なしに鯖を強くできるので大変有難いですね。