空ゴト日和

本とゲームに埋もれた日々

12/14「薬の魔物」回顧録メモ(400-404)

薬の魔物の解雇理由」読み返しメモの為、 シリーズ最後までネタバレ注意。ゆっくり再読中。

死者の国の話面白すぎて一気に読んでしまう。2回目なんだからもっとゆっくり読めばいいのに先が気になり過ぎて無理。

(400)地上のターン。アルテア視点。

ネアが落ちてから、ディノにウィリアムの捜索を命じられて、ウィリアムとの再会が伝えられたら、もう大丈夫かと、自分は必要ないなとあっさり引き下がる使い魔さんが新鮮。自分のせいでネアが落ちてしまったのだという負い目もあって拗ねてる部分はあるにしても、あれは愛玩動物で死にさえしなければいいと、内心でさえ言い訳じみているのが面白い。こんな時期もあった。思えば、アルテアはわりと内心が吐露される場面が多く、その度に少しずつ変化していく様も見れて、こうやって少しずつネアとの距離も近づいていったんだと思うと感慨深い。

最後の方、”僕がシルの膝の上で居眠りしちゃったせいで!”というノアベルトに疑問を持ちつつもスルーするアルテアさんがアルテアさんで、この時追求していればあんなに長い時間、、と思わなくもないがこの時点で手遅れなんだろうか。

(401-404)

ウィリアムさんという安堵を得たものの、地下室の絵は不気味だし、蜘蛛は怖いし、謎の怪奇現象は起こるし、おまんじゅうは食べたいしで、イライラしているネアの元に、スーパー彼氏ディノが登場。

ディノの登場でやっと泣くことのできたネア。最高彼氏ディノ!かっこいい!彼氏じゃないかもしれないけど、もうディノネアは最強カップルなんよ。自分が寂しいじゃくて、相手が苦しいのが嫌だと思ってるのが。ネアもディノが側に来てくれたおかけで元気いっぱいで、安堵と幸福は違うのだと、ディノがただ側にいるだけどこんなにも幸せなのだという様子がこっちにまで伝染して本当に幸せな気持ちになるんです。くすまもは幸せの物語。

私はアルネア大好き人間なのだけど、ディノネアがこんなにも安定しているからこそ、不安定ですれ違いも多くぶつかりまくってるアルネアを安心して見ていられる部分もあるんですよね。もしアルネア一組だと未来が不安すぎて休まる暇もない。ディノという大きな柱があるからこそ、他の要素に思う存分浮気ができるのでディノネアは最強で最高の大前提なんだよ。

そんなディノがやってきた為、ウィリアムの悪さターンは終了。怒るわけではなく淡々とウィリアムに説くディノ。ディノはあんまり怒らないよね。ばつが悪そうなウィリアムだけど、あまり反省という雰囲気ではない。どういう気持ちだったんだろう、いずれバレることなのに長年一緒にいたディノが片目失ってまで死者の国やってきた姿を見てどんな気持ちだったのウィリアム。いや、私はね、仲間内でバチバチやってるのとか喧嘩友達大好き人間なので、このディノの意に反する行為をやってのけたウィリアムが嫌いじゃないんよ。でもどんな気持ちだったのかは知りたい。今はめっちゃ仲良しだから。仲良きことは良きことなんだけど、そんな人達がぶつかる話というのも大好きなんよ。

死者の国もそろそろ終わり、だと思う。一周目読んだ時は一日に10~20話くらの爆速読みだったから細かい所覚えてなくて本当に楽しい。これからもゆっくり読んでいきたい。