空ゴト日和

本とゲームに埋もれた日々

1/26 映画『ゴジラ-1.0』観てきた。

映画『ゴジラ-1.0』を観てきました。

シンゴジラがアニメ的、空想的、スタイリッシュな爽快感があるものだとしたら、マイナスワンは、日本の邦画的なドラマ感、泥臭さを感じた。
映像は本当にすごくて、特にゴジラが人を襲うシーンなんて、実体感を持ったリアルな恐怖感があってすごかった。先の、シンゴジラでは電車をゴジラにぶつけてかっこ良さや爽快感を演出したのに、今回はゴジラが列車を噛み潰したりと真逆の方向性で演出されたりしていて、わざとなんだろうけど、違いが明確に見えて面白くもあった。
ただ、個人的にどちらが好きかと言えば、自分は、シンゴジラの方かなと。これは、好みの問題が強い。
マイナスワンは、敷島が戦争で、死ぬことから逃げたことに起因したトラウマから始まり、ゴジラを通してそれらを克服する人間ドラマとしての側面が強く出ているので、そこで好き嫌いはすごく分かれると思う。
私は、悪くはないけど、悪くはないかなという感じでした。

それにしても、映画館に行って改めて思ったのは、今、洋画がすごく少ないなということ。まるで、洋画でヒットしてる作品が何もないみたいみたいですね。ちょっと前まで、邦画と洋画の比率なんて逆で、日本の映画なんて滅多に見なかったのに、今は、常に日本のものが映画に並んでいる。なぜこうなったんでしょう。自分は、元々アニメか特撮ものくらいしか観ない人間なので、昔に比べて映画行く回数は増えたんですけどね。

正直言うと、今回もどれ見ようかとちょっと迷って、「ある閉ざされた雪の山荘で」は、原作を知っているので見たかったのだけど、ちょっと時間が合わずに断念。「ゴールデンカムイ」も、やたら評判が良いのは気になっているが、これは原作も知らないので、まずはアニメ見てからかなと思ってはいる。スパイファミリーも見る予定だったけど、多分無理かなと。これから先も気になっているアニメ映画が多いので。

鬼滅の爆発があったのにせよ、アニメがこんなにも日の目を見ることになろうとはやっぱり日陰時代を知っていると不思議に思います。ゲーム実況も、アングラ的なものと認識していた時代があったのに、今や企業とコラボするくらいになってしまったのだから。良い時代になったと思う。本当に。