本の話
私と陛下の後宮生存戦略 ‐不幸な妃は巻き戻れない‐ (富士見L文庫) これは面白かった。すごい笑った。死んだら時間が巻き戻るといった能力を持った主人公が後宮で毎日殺され続けていて、一方、祝福や呪いの影響を一切受けないという能力を持った皇帝は、定期…
警視庁魔獣対策室 狼刑事と目覚めの賢者 (角川文庫) かつて魔王を倒した最強系賢者が、科学の発達した現代に目覚めて無双するタイプの刑事ものな話。魔法は最強でも、現代科学に疎い賢者が細かい事件に関わりつつ、少しずつ現代に馴染んでいく様を見ながら、…
古宮九時作品をずっと読んでました。相変わらず一つの作品を読みだすとそればかりに脳がかかり切りになって何も出来なくなります。途中の感想メモなんてものは私には出来ないのだ。読み終わったら何かしら書こうと思いつつも、読み終わらないので。でもとう…
本当に何もなかった。 強いて言うなら、「閣下が退却を命じぬ限り」をずっと読んでました。表のブログにもちょっと書いたけど、始めの方は面白かったのだけど、最後の方になって、話の規模が大きくなってくるとそれに比例して感情面の話が薄くなっていく感じ…
さらわれた王女と吸血鬼王 (アイリスNEO) めちゃくちゃ性癖に刺さった作品だった。男が無自覚の執着系で女の子の意志を無視して離れることは許さないという囲いこみ系で、女の子は怯えて怯えて、でも流されるままで、おまえの意志は関係ないとばかりに攻めら…
・読んだ本 先月発売した「茉莉花官吏伝」の新刊、ずっと積んでた「確率捜査官」3巻を読んで、とうとう「ヨルガオ殺人事件」に取り掛かった。 茉莉花官吏伝 十四 壺中の金影 (ビーズログ文庫) 今回も細かな問題ごとを解決する(そのわりに大事)閑話のよう…
ナキメサマ 作家・那々木悠志郎シリーズ (角川ホラー文庫) 面白かった!ホラーというより個人的には”化け物”がちゃんと出るミステリーという感じだった。 元恋人という繋がりが薄いというかもはや他人なんだけど、安否がわからないということで、謎の儀式を…
サイレント・ウィッチ V 沈黙の魔女の隠しごと (カドカワBOOKS) 人外が好きなのでこの巻でネロがすごい好きになったかもしれない。今までの人外枠は主人公が担ってたんだけど、この度ネロの正体が判明してトップに躍り出た。人の枠というか法とか枠組みから…
マインド・クァンチャ - The Mind Quencher (中公文庫) 森博嗣の時代劇シリーズ5巻目にて完結編。講談社版が出たということで、そういえば読んでなかったなと、途中まで読んでた中公文庫版を読みました。私が時代もの苦手な要因の一つとして、私自身に歴史…
その裁きは死 ホーソーン&ホロヴィッツ・シリーズ (創元推理文庫) 一週間前くらいからちょっとずつ読み進めていたのをやっと読了。相変わらず読みやすい文体、多分翻訳がとても良い。前回と同じく、パズルのピースを埋めるがごとく事件の納まりは本当に丁寧…
この前読んだ、松岡圭祐さんの「特等添乗員αの難事件」が面白くて、早速買おうと思って本屋へ行ったらまさかの置いてない事態にびっくりした。比較的新しいシリーズ(?)は置いてあるのに、目的の本「万能鑑定士」なんかも置いてなくて、こんな有名なのにな…
特等添乗員αの難事件 I 「特等添乗員α」シリーズ (角川文庫)特等添乗員αの難事件 II 「特等添乗員α」シリーズ (角川文庫) とある滞在先で、たまたま時間があって、たまたまこのシリーズが並んであったて手を取ってみたら、あら不思議、大変面白かった。正直…
出ていけ、と言われたので出ていきます (ツギクルブックス) ちょっとめちゃくちゃ面白かった。すごい私好みすぎて、他と明らかに雰囲気が違う。そう、こういうのを待ってたんですよ。 主人公の女の子は、ほよほよしてて何を言われても怒らず、感情がないみた…
「Unnamed Memory」アニメ化らしいですね。原作気になってはいたものの、本屋に置いてることが少なく、たからといってwebに手を出すには至らず(個人的にwebの方がハードル高い)だったので、これを機会に本屋にざっと並んでくれたら私が買うかも。な…
くすまもを再読しているせいで、紙の本の進みが遅い。今年のうちに読んでしまいたい本がちらほらあるのに、そっちも何とかしなくては。 メインテーマは殺人 ホーソーン&ホロヴィッツ・シリーズ (創元推理文庫) ものすごくスマートな作品だった。パズルのピ…
・サッカー見てます。 テレビなら見なかったろうけど、アベマでやってくれたので(将棋の為にプレミア入ってる)後追いだけど見やすかった。死ぬほどライト勢なんだけど、三苫選手がひたすらかっこ良くて、点を入れたわけではないが動き全てが他を圧倒してる…
このライトノベルがすごい! 2023 今回「薬の魔物の解雇理由」の為に云年ぶりに買いました。最後に読んだのは「俺ガイル」が初一位取ったあたりで、殿堂入りになるくらにはもう読まなくなっていたかな。そんなわけで「薬の魔物の解雇理由」 単行本・ノベルズ…
・夏目友人帳一番くじ爆死の話 夏目友人帳の一番くじは大体引いているのだけど、いつもは下位の商品が欲しくて数回でふんわり当たって特にストレスなく引けてたのに、今回C賞ストールが欲しすぎて爆死しました。当たったのは、上からBDEEEFFFFGG…
そろそろ10月分本のまとめ書かなきゃなと思いつつ、あまりマイナスイメージな本の話を向こうのブログに書くのはどうかなとちょっと思ってしまったのでこちらに。 本を守ろうとする猫の話 (小学館文庫) 悪くはなかったが、悪くはなかったという感想。作者の…
・FGO 90++周回は、モルガン(宝2)+金時(宝1)+光コヤン⇔オベロンで上手い具合周れてます。というか、最近の最高効率周回で1複数1の編成だと金時+モルガン+サポート系で周れてしまっているのでそろそろ他も使いたい。 ・アニメ チェンソー…
バチカン奇跡調査官 三つの謎のフーガ (角川ホラー文庫) 3つの中編が収められた短編集。今回とても面白かった。 「透明人間殺人事件」 ローレン、アメデオ、フィオナと、本編では中々見ない三人組が関わる事件の話。 衆人観衆の中、インタビュー中の議員が…
■今期秋アニメの話 前期アニメは結局どれも最後までは見なかったなと思いつつ、今期見る予定のアニメをざっと並べてみる。 ・スパイファミリー2期 原作既読。最近では唯一アニメ化前から原作を知っていて1期も楽しめました。 ・チェンソーマン 原作未読な…
宝島社主催「このライトノベルがすごい!2023」のWebアンケート このラノアンケが始まった当初(一番ラノベ読んでた頃ですかね)、その頃に何度か参加していたものの、ここ数年、ラノベからはわりと離れて、少女小説系は読んでたもののランキングにあまり興…
楽しい作品を読んだ後は、本当に楽しい気分になって、嬉しくてふわふわして、そういう気分になるだけなのに、重い作品を読んだときこそ、何かを発散するために、書き殴りたいという衝動に駆られるのはなぜでしょう。 ボックス21 (ハヤカワ・ミステリ文庫) 相…
薬の魔物以外の本をやっと読めました。といっても、携帯の充電が切れて、手持ちの本を読むしかなかったのですが、とても面白くて、一気読みしました。 聖女ヴィクトリアの逡巡 アウレスタ神殿物語 (角川文庫) 帝国の皇帝が突然皇子たちの目の前で自死し、そ…
屍介護 (角川ホラー文庫)読了 住み込み介護のため山奥の屋敷に行くことになった主人公。しかし、対象者は頭に黒い袋を被り、周りは真っ暗で虫が飛びまわっているという環境。ここは一旦何なのか、自分たちは”何”を看護しているのか、そんな疑惑の中で様々な…
・アニメ「本好きの下剋上」3期、最終話まで見ました。 何回見てもこのシーンは悲しいんだけど、原作を知ってると、ここから逆転のミラクルハッピーエンドが来ることを知ってるので、逆にニヤニヤしてしまいます。 原作読んでる当時は、最後の最後であんな…
書くなら書くで、定期的に書けば良いのに、月一で本ブログにまとめるし別にいいかなと思ってしまい、こちらでは本当に久しぶりの更新です。 ◆最近読んだ本 medium 霊媒探偵城塚翡翠 (ネタバレ注意) 本格ミステリー界では超超有名作品。私も、いつか…
新編-閑な老人 (中公文庫 )を読んでいる。本屋の平台に並んでいたので、何となく手に取ったものです。昭和初期辺りのの文豪の人でエッセイらしいということくらいしか知らず購入。尾崎一雄という名前も聞いたことがなかったので少し調べてみたら、全集がある…
青の呪い 心霊探偵八雲 (講談社文庫) 八雲シリーズ最新刊。今回主人公は八雲ではなく、第三者として関わってくる話。事件の中心にいる人が語り部で、探偵が後から絡んでくるタイプの話大好きなのでまたやって欲しい。 両親を事故で亡くし、鬱々と日々を過ご…